Oneside Flat Web

◆ワンサイドフラットウェブ◆

~  くるル//ワンダーフォーゲり  ~

■2017-05-14 : 伝説は始まる
 昔、ふとした気の迷いで購入したカイミラの杖が出てきた。リモコンとしてスタイリッシュに使用できるが、そのへんにおいとくと何かのはずみで暴発してすぐ電池が無くなってしまうので、電池を抜いて封印しておいたものだ。

 これを娘氏が発見し「あけて!あけて!」ってうるさい。娘氏は去年のプリキュアさんを見て魔法つかいを知り、これくらいのサイズの棒を手に入れるとすぐ「いたいのいたいのとんでけー!!」と俺に向かって攻撃呪文をとなえてくるのだ。
 まあ外箱がけっこう固いので、「これは選ばれし者にしか開けられないよ。アイチャンが成長したらおのずと開くであろう」と言っておいた。


 数時間後、力業で外箱を開けたらしい娘氏が、中の杖を持って「アイチャンえらばれしもーになったかもしれない」と報告してきた。
 
■2017-05-11 : ファーストブレイク3万点
 娘氏の幼稚園(三歳児保育)が始まった。

 娘氏は早くも幼稚園のおともだちについて話してくれるが、ちょいちょい「トキヤくん」という人名が出てくる。まさか一ノ瀬……! と身を乗り出しかけたが、娘氏は男の子とお話するときに脳内の「男の子の名前」配列に格納されている値をランダムに取り出して勝手に名付けて呼ぶ習性があるので、まだ断定はできない。

 最初は午前中2時間だけの保育だったが、すぐに時間は拡張された。初めてのお弁当にウッキウキの娘氏は、お昼の30分前にはもう涙を浮かべて空腹を訴えるありさまだったらしい。朝、食べるべきときにちゃんと食べることを覚えて欲しい。

 とはいえ俺も朝はろくに食べていない。今年のお正月からkome.zipことオモチをひとつ焼いて何もつけずに食べるだけの生活が続いている。起床から出勤までの極限状態において、食事というアクションに貴重な行動ポイントを割く余裕はないのだ。こんなありさまで娘氏に正しい朝食のありかたを教えられるのだろうか。

 俺が朝食をキャンセルできるのは、職場につねに食料を用意しているからで、そうでなければ俺も涙ながらに空腹を訴えるはめになるでろう。「朝食をちゃんと食べよう」というスローガンは、時間割りで動かなければならない子どもたちのためにあるものだと思っている。娘氏よ、成長して食事時間の自由をその手に掴みとるのだ。
 
■2017-05-08 : トイレトレーニング進捗
 娘氏がねんねする前に、入浴中のワイフに「おやすみなしゃい」とご挨拶をして、さあトレーニングパンツをおむつに替えるか、というときの話。


 トイレトレーニングがだいぶ進捗した娘氏だったが、その夜は「(おむつに替える前に)トイレくんに座る?」と声をかけたところ、次の瞬間に尿意を思い出したらしくその場でちっちーしてしまったのであった。
 すぐにトイレに移動させて濡れたズボンを処理してやると、なぜか大粒の涙をうかべていた。そうか……お前さんにもくやしさがわかるようになったか……。
 そのあと小声で「もういっかいかーたんにごあいさつする」と言って、入浴中のワイフにもう一度「おやすみなしゃい」を言いに行くあたり、ずいぶんショックをうけているようだった。この子の情緒は確実に成長している。


 翌日、我々より先に晩ご飯を食べ終えた娘氏、床に座りながら粗相し「なんかぬれてる」との報告。
 お~~い! 情緒~~ッッ!!
 
■2017-05-01 : セーブもしますか?
 あまりにもアウトドア適性が無さすぎて、ワイフに「テント買った」と言われて「セーブポイントもないのに!?」としか返せなかった。


 そのあと当然「コテージは!?」って聞いたわけだけど、テントの上位種がコテージって、初代ファイナルファンタジーのスタッフは何の薬物をキメてたんだろうか。気になったので調べてみたら、TRPG『ダンジョンズ&ドラゴンズ』に魔法のコテージが登場していたのがそもそもの元ネタという情報を得た。それで最近のFFでは登場していないのか。FF15で高速で丸太を組み上げて荒野にコテージを建てるイケメンたちを見てみたかった。

 しかしいろいろ調べてみると、ねぶくろもテントも登場していないのにコテージだけ堂々と存在するSaGa2の異常さがあらためて理解できよう。文脈なしでこういうものをブチこんでくるのがSaGaの魅力なのだ。
 当時コテージというものを知らない俺に「コテージは もっていったほうがいい やどやと おなじこうかだよ」と親切丁寧に謎の知識を吹き込んでくれたSaGa2の功績は忘れない。


 あ、買った小型テントについては今後、娘氏の運動会などのイベントに持ち出される予定であり、セーブやHP回復の用途には使われないようです。
 
■2017-04-29 : 娘月報・四月
 2歳11ヶ月~3歳の記録。


  • ポイフルとかそのへんのゼリービーンズにハマる。ただゼリービーンズという言葉を教えていないため「おしゃれフルーツのおまめ」と呼んでいる。
  • 相変わらずひらがなを勉強中。「『さ』と『ち』はよくにているねェー」「『さ』と『き』も良く似ているよ?」「それはよくにていないとおもう」「アッハイ」
  • つくし恐怖症が拡張されたのか、伊豆シャボテン公園の温室で大量の多肉植物に囲まれて「ひゃあぁぁこわい!」「おっきいだっこ!」「ここから出たい!」ってなった。何がこわいセンサーにひっかかっているのか良くわからない。
  • 夜、聞いてもいないのに「アイチャンはシャボテンこうえんでわーんって泣いちゃったんだよ~~なんで泣いちゃったのかな~~サボテンがトゲトゲってしてこわかったんだよ~~」と言っていたので、トゲトゲってしたのがこわかったのかもしれない。あと泣いてない。
  • ばいきんまんさんが変装してると「これはにせもの」って看破する。なお他のキャラが仮装しているときも言う。
  • ぼく「へっくしヴ!(クシャミ)」娘氏「パパへくしーぶでちゃっwwwたwwwのwwwウハハwwwへくしーぶwwwへくしーぶでちゃっwwwたwwwねwwwウヒャーwww」ぼく「そんなにウケるとは思わなくてゴメン」
  • 梅干しのお菓子を欲しがったので「アイチャンにはちょっとすっぱいかな~~」と言ったら「アイチャンは絶対おいしく食べられるとおもうよ!」と積極的な要求。仕方なく分けてあげたら「めっちゃめちゃおいし~~い!」と言っていた。
  • チリコンカーンを食べた娘氏「辛っぽい!……けっこうおいしい」
  • コナン映画のCM→娘氏「これみよーよ!」→ミスドのCM→娘氏「あ!アイチャンのおいしいおやつだ!」→ビオレのCM→娘氏「アイチャンも洗ってみたーい!」恐るべきはCMの訴えかける力よ。
  • いつの間にか「ゴローン」と言いながらフートンの上で普通に前転していた。どうやって覚えたのか。
  • おねちゅを出しておくすりを飲むようになってから三日後、起床一発「かぜがなおった~~! かぜめっちゃなおった~~!」と宣言する娘氏。よかったな。
  • 「いっこ」と「いっぽん」が合成され「いっこん」という汎用性の高い数詞が生まれた。日本語には数詞が多すぎるよな。
  • 「これちょうだーい!」っていうと確実にダメと言われるのが本人もわかっているらしく「これェェ~~ィ!」とぼかしながらお菓子を指さす娘氏。
  • 車に乗っていると、後部のチャイルドシートから「あ~~さっきのとこ左だったのに」「つぎは右だよ~~?」とテキトーきわまりないナビが飛んでくる。
  • 入浴中、俺のホクロに興味を示したので「これはホクロだよ。アイチャンにはまだないね」と教えてあげた。翌日「これは何ていうんだっけ?」と確認したら「ほっくり」と言っていた。
  • 「アイチャン肌着を着てください。人類ならちゃんと肌着を着るものですよ」「わたしは、ちょうちょちゃん!」「ちょうちょちゃんなら仕方ないか~~」
  • 歯磨きは相変わらず嫌がるが、子ども用の果物フレーバーのついたフロスを買ってみたら大変に気に入って、毎晩「おしゃれフルーツのフロシュする!」と要求する。これ毎日やるやつじゃないから……。
  • どうも店員さんや宅配業者など仕事中の人を「すいません」という名前の存在だと認識しているらしい。インターホンが鳴ったのにワイフの姿が見えないことに焦った娘氏は、玄関先で「おかあたーん! すいませんが来たよ! すいませんが来たよ!」と必死に叫んでいたらしいので恥ずか死。
  • 「アイチャンすいませんの役やるね」「すいませんの役……」
  • ワイフがトイレに入っている間に勝手にオムツを脱いでオマルにおしっこして、新しいオムツをもってきて一人で穿き替える娘氏。こいつもう技術的にはトイレトレーニング終わってるな……あとは気分的なもんだろ……
  • 「アイチャンは、生まれる前はどこからきたの?」「てんきよほう!」「てんきよほう……?(日本地図……衛星写真……宇宙……!!)」


 娘氏は本日3歳を迎えた。まさにイヤイヤ期のまっただ中で、お風呂に入れようとすれば「おふろ入んない!」、歯磨きをしようとすれば「自分でやってみる!」など、とにかく「いやだいやだ!」とご両親の提案を拒否して自我をメキメキと確立しつつある。

 とはいえ無事に3歳になれたので、いよいよ来月から三歳児保育がスタートする。娘氏の世界は確実に広がり、我々ご両親の知らない娘氏が増えることになる。おともだちの話も増えるだろうし、もはやこのような月報の形で網羅的に記録する意味合いは薄れるだろう。そろそろ月齢という刻みで物事を測ることがなくなってきたことだし、この形での記録は今回をもって最後とすることにした。

 今後はもうちょっと小刻みに、特記事項があるときをメインに記録していこうと思っています。よろしくご愛顧おねがいします。
 
■2017-04-27 : 誰かプリザーブドフラワーを和訳してくれ
 そりゃあ誰だって最初に「プリザーブドフラワー」の名前を見たときは「ブリザードフラワー」だと思うわ。


 我々日本人はこのような複雑な横文字を正確に写し取る能力に欠けている。そのうえ、我々の語彙の中にはもともと「フリーズドライ」という冷凍乾燥技術の名前が強力にインプットされており、なんかブリザード的な技で生花を乾燥させるんでしょ? みたいな説得力がある。エターナルフォースブリザードフラワー。相手は死ぬ。さらに言えば「ファイアフラワー」というアイテムが世界的ゲームに存在しているのも要因のひとつと言っていいだろう。これについては気の利いた和訳を用意できなかった花卉業界の敗北だと思う。

 なので別に嘲笑する意図はないことを最初に述べておく。「プリザーブドフラワー」のこと「ブリザードフラワー」って言う人を笑うと、「テレポーテーション」のことを「テレポーション」って言ってた牡羊座のムウを敵に回すことになるので命が危ない。

 そういうことなのでリンクは張らないが、Twitterのタイムラインを見ていたら「ブリザードフラワー」という表記が3回も出てくる会話文がリツイートされてきたのを見た。3回も出てくるのでタイプミスや予測変換の暴発ではなかろう。二人の会話なので、表記ベースでなく音声ベースでブリザードしていることになる。
 当該ツイートは3000回近くリツイートされており、これは間違いなく誤りを指摘するクソリプが付いているはず、と思ってリプライ欄を見たが何もなく勝手に不安になった。

 まさか……プリザーブドフラワーのことブリザードフラワーって言うのは……ネタとしてじゃなくて普通にもう許容の域に入っているのでは?
 Googleで検索しても「もしかして:」すら出ないで自然にプリザーブドフラワーの情報が出てくる。なぜか変換できない「ふいんき」がいつしか変換できてしまうようになったように、花卉業界の失策がそのまま日本語に刻まれてしまったのか?


 まて……落ち着け……当該ツイートは「跡部景吾」のプリザーブドフラワーについての会話だった……。
 跡部様といえば氷の世界……「俺たちはブリザード」という歌もある……まさか 跡部様クラスタではブリザードフラワーという愛称で通っているのでは……そうだ……そうに決まっている……!

 ……と自分の中で決着を見たブリザード問題だったが、後日、該当ツイートの主のホームを見たら普通に指摘が入ったらしく訂正していた。チクショー! せっかく決着してたのによォ~~!


 ところでブリザードという極地限定の気象現象を一般の語彙にねじ込んだのは、やっぱり松任谷由実なんですかね。それともファイナルファンタジー?