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~  ふなっしーのルフラン  ~

■2017-11-13 : 大浮世絵物語
 ウキヨエで有名な東洲斎写楽の活動期間が、たったの10ヶ月しかないことを知って驚いた。なお静岡県民は「写楽」と聞くとウキヨエより先にスシ屋の「東海道写楽」が出てくるため、今「東洲斎写楽」と入力することに大変な違和感をもっている。

 開幕から話がずれたので戻す。
 概容はWikipediaにも記載されているが、写楽の作品はすべて1794年の5月から翌年2月にかけて、4期にわけて発表されたらしい。この短い期間に150作近い作品を一気に発表してそのまま消えてしまった謎の絵師が、海外でも有名になり、200年たっても教科書にその名を刻んでいるのだから驚嘆というほかない。

 ところでWikipediaの記述で特に興味を引いたのがこれ。

役者絵は基本的に画中に描かれた役者の定紋や役柄役処などからその役者がその役で出ていた芝居の上演時期が月単位で特定できることから、これにより作画時期を検証することが現在の写楽研究の主流をなしている。

東洲斎写楽 - Wikipedia
 ウキヨエは常に流行の先端、つまりそのとき上映していた芝居を題材にして描くもの。考えてみれば当然である。江戸時代には動画配信サービスもDVD-BOXもない。そのような環境であれば二次創作は自然と「今期の覇権芝居」に集中するであろう。
 写楽が同人作家だとしたら、猛スピードで春アニメの同人誌を描き上げて5月のイベントに持ち込み、その独特な画風で一躍神絵師となった後3回のイベントで夏アニメ、秋アニメ、冬アニメの同人誌をさばくと忽然と姿を消した、という感覚だろうか。

 こうなると、写楽がたった10ヶ月で筆を折った理由もなんとなく想像できる。職場バレであろう。売れっ子同人作家だったことが職場に見つかってしまったのだ。実際、正体は阿波藩の武士階級の人物であるという説が濃厚のようだ。役者と交流していることが職場バレしたら厳罰は免れないと思われる。武士のオタク生活は大変なのだ。
 
■2017-11-04 : 娘氏と753
 娘氏、七五三のご祈祷にいくの巻。

 夏に前撮りだけは済ませていたので、今日はお和服をレンタルしてジンジャに詣でて、ワイフ実家の人々とともに祈祷を行い祝福を受けるのだ。そしてその後すみやかに俺の実家へ向かいご報告をする運びである。

 こちらの風習では満年齢で七五三をやるケースが多いようだ。満年齢でなく数え年で三歳のお祝いをやるとたいていオムツが外れていないため、逆に助かるという話を聞いた。娘氏はかなりトイレをコントロールできるようになっているのでなんとかなりそうだが、三歳だとこのへんはまだ微妙なことが多かろうし、親御さんの判断力が求められている。

 ジンジャ・カテドラルでのご祈祷はしめやかに行われた。娘氏はよくわかっていないので堂内のなにかを熱心に数えていたりして不安があったが、カンヌシさんの話からするとおおむね大人しく祈祷を受けることができたようだ。

 破魔矢と絵馬を貰った娘氏であったが、「願い事を書く」と言われても困る。娘氏はただ「キッティーちゃんになりたい」「ソフィアになりたい」というばかりなので、筆記を請け負ったワイフが最大限クライアントの気持ちを汲み取って「キティちゃんのようなやさしい子になりたい」として起案した。キティさんは仕事を選ばない広い心をお持ちなのだ。

 その後ワイフのおじいちゃんに報告をして、あとはお山の実家に向かうわけだが、そろそろ娘氏がお和服ギブアップに近づいていた。やはりこのコスチュームで1時間ちかく車に乗るのは無理だ。いったんお着換えするしかない。ちょっと構造がよくわからないので、一枚はぎとるたびに写真に記録し、実家の人がうまく着付けられることを祈ってお着換えをした。

 その甲斐あって、お山の実家では問題なくちゃんともう一回着られたので本当によかった。せっかくなので、おらが村の川上にあるさびれた氏神様のオヤシロへ行った。ここは当然無人で、お祭りのときと年越しの時にしか人が近づかない。祈祷を受けたジンジャとはまったく違うが、こういうところにこそシンピテキとセイシンテキがある。

 娘氏は行く先々でちやほやされて楽しかったようだし、お和服を脱ぎ捨てて髪型だけばっちりセットされた状態でお山の畑に繰り出したりして最高に不釣り合いだったのでとてもよかった。
 
■2017-10-31 : そして輝くキラキラネーム
 キラキラネームは数あれど、ただ読みにくいだけだったり、むやみに強い漢字を使っているだけだったりすると、変わった名前でも意外と印象に残らない。もはやそういう名付けが珍しくなくなり、ただキラキラさせるだけでは独自性が感じられなくなっているのだろう。

 もうだいぶ昔の話になるが、もっともキラキラネームと多く触れあったのは、小学校の文集をひたすら読むはめになったときだった。その作業の中で俺はだんだん最近の名前の読み方に習熟していったが、そんなとき目の前に現れた名前が、

「中野太陽地」くん

 ……であった。
 今ならば読める。おそらく「太陽」の「陽」を置き字にしての「たい・ち」か、「た・ひ・ち」と読ませての「たいち」か、いずれにせよ十中八九たいちくんであろう。

 だがそのとき俺の脳内に去来した読み方はまずまっさきに「なかの・さん・ぷらざ」だった。
 ミュージシャンのサンプラザ中野くんさんのように、ご両親が中野サンプラザに何か強い思い入れがあったのだろうか。昔バンドをやっていて中野サンプラザで演奏するのが夢だったとか、ご両親が出会ったのが中野サンプラザで行われたイベントだったとか……もしそういう背景があったとして、それをなんとか「たいち」というまっとうな名前らしい響きに押し込んだアイデアには素晴らしいものがある。凡百のキラキラネームにはない輝きを感じた。

 実名をフルで挙げてしまい太陽地くんには申し訳ない気持ちでいっぱいである。もう高校生か大学生になっているだろうか。もし本名をエゴサしてここにたどり着くようなことがあったら、今まで「サンプラザ」というあだ名を何人の人からつけられたかコッソリ教えてほしい。
 
■2017-10-26 : 娘氏語録
  • 公園で無心に小枝を拾い続けていたので、俺も手伝ったところそれが気に入らないのか「かってに拾わないで!かーたんにきらわれてるよ!」と精神攻撃をしてきた。そういう心にくることはやめてくれないか。
  • 予想だけど、幼稚園のお友達の中に「お母さんに嫌われる」ことを脅し文句にしているご家庭があるのではないか。それでなにかイタズラしたときにその子に「きらわれるよ!」と言われて覚えたのでは……?
  • とか考えていたら矢継ぎ早に「かってに拾わないで!かーたんがくるしむよ!」どういう設定だよ!
  • 同じものが二つあると「ほんものとにせもの」と言うことを以前紹介したが、このたび幼稚園に双子の女の子が入園したらしい。……お友達に対してそれを適用してはいけないよ?
  • 何かもらったりすると我々に「いいないいな~~ってして?」と羨望のまなざしを要求してくるので承認欲求が高い。その程度でイイネが押されると思ったら甘いぞ。
  • テレビのついている居間からねんね部屋にやってきた娘氏「スポンジボブがいやだから旅立ってきた」
  • 前回のブロックスに続きカルカソンヌを娘氏に大紹介。雑然とパネルを並べてそこにいろんな色の人を住まわせる遊びをしている。いちばん好きなのは「ちず(得点板)」らしい。あと「かるかそんぐ」と呼んでいる。
  • 歴代のうちでも歌唱難易度が高いプリキュアアラモードの主題歌に食いついて追いすがるように歌う娘氏。
  • ワイフ「一難去ってまた一難♪」娘氏「ぶっちゃけありえる」ぼく「!?!?」
  • ラブライブ新OPを見て「なんかかわった……みーたーこーそー♪じゃなくなった……」と気付きを得る娘氏。
  • 最近パパチャンいやいや期がやってきたのか、お風呂もお着替えも歯磨きもパパチャンの介入を嫌がる。仕方ないので最終手段として「お風呂でシャボン玉する?」という魅惑の提案をすることでなんとか入浴を担当している。お風呂でシャボン玉するとなんとシャボン玉が掴めるので超たのしいんだぞ。
  • 眼前に降り注ぐ大量のシャボン玉をかきわけながら「シャボン玉掘ってるんだ~~」という娘氏。
  • シャボン玉を堀りながら「アイチャン、はまぐちさん」という娘氏。はまぐちさんとはもちろん「よゐこのマイクラでサバイバル生活」の掘る係としてゆうめいなあのはまぐちさんのことである。……なぜ覚えた!?
  • 「今日は何して遊んだの?」とか聞くと、「アルファベットに色をぬったってわけだよ。」「クレヨンで絵をかいたってことだよ。」と独特の言語センスで返してくる娘氏。
  • 「~ことだよ」についてはアンパンマンのことば図鑑の英語コーナーで「Apple. りんご の ことだよ」みたいな音声を喋るので、それが語尾として定着したのではないかとにらんでいる。
  • 一人で本を見ていて「もじがむずかしくてわからないよー!」と叫ぶから何かと思ったら、「くわがたむし」の下の写真の横に「ノコギリクワガタ」と書かれていた。カタカナはまだ難しいか。俺もなぜ総称がひらがなで種族名がカタカナという不統一が許されるのかむずかしくてわからないよ。
  • その後の娘氏、「くわがたむしはつのがひらいてる」「かぶとむしはとじてる」と独特の評。
  • 幼稚園の参観会で、おとなりの席のお友達とさんざんキャッキャしていたのに、いざ先生がお話を始めようとすると突然「おててはおひざのうえだよ?」とお友達に指導する娘氏。
 娘氏はテレビを観ているときに我々がおしゃべりをしていると、「パパチャンしっ!」「ふたりとも!おくちをとじて!」と指導してくるが、さてはあなたコレ幼稚園でよく言われていますね?
 
■2017-10-04 : お前らも朝食に餅を喰えという話
 基本的に朝というのは行動ポイントが足りないのだ。
 この場合の行動ポイントとはAPやスタミナなどと表現しているゲームもある、そういう類のものだ。


 ゲームでは普通ぐっすり休めばAPは最大値まで回復するが、残念なことに現実のAPはゼロから始まる。おそらく意識をリブートするときに心がすべてのAPを使い切ってしまうのだろう。そのためまずはTwitterを開くなどしてポイントの回復を待たねばならない。

 そのうちスタミナゲージの最初のハートにようやく灯がともる。このハートひとつぶんをさっそく消費して生み出された貴重なAPをうまく使用して出勤しないといけない。整えるのに時間のかかる髪型はNGだ。歯磨きもマウスウォッシュで済ませたい。しかし最も難儀なのは食事である。

 独身のころは朝食をキャンセルすることでAPを節約していた。しかしあのころとは通勤方法も出勤時間も違う。何かを腹に入れておかなければカイシャまでたどり着けない可能性すらある。
 しかし米飯はだめだ。レンジに入れ解凍する、器に盛る、何かかける。これだけでもおそらくAPが枯渇する。そのうえ洗い物が発生して未来のAPまで削る。こんな危険な朝食は問題外だ。
 その点パンは器が要らないので多少はマシだが、ジャムの瓶を開けてスプーンをつっこむとやはり洗い物が発生する。これはジャムをやめてハチミツに変えたところ改善した。パンを取り出しチューブからハチミツを絞り出してトースターで焼くだけなのでだいぶAPの節約になる。ただ口の中パッサパサになるためついお茶などを淹れたくなり、そうなると洗い物が発生するという危険性が指摘できる。ここで茶の話をすると、訳知り顔で「朝つらいならお茶とかでカフェインを摂るといい」みたいなことを言う腰抜けがいるので困る。強力なカフェインか……生まれた時から浴びてたぜ、家庭の事情でね。俺にカフェインは効かない(渾身のドヤ顔で)。

 最終的に到達したのは、kome.zipであるところの餅だった。パンと同じくトースターで焼くだけで済み、器が要らない。醤油もきな粉も要らない。よく噛むことになるため米飯よりも効率よくkome.zipが展開され、でんぷんの甘味だけで食べられるからだ。なにより食卓につかずに食べられるのが良い。食べながらできることは限られているが、食卓に座ると心が枯渇寸前のAPを回復しようという体勢になってしまい大変な危険がある。スタミナゲージのハートは真っ暗なのだ。一度でも座れば、パンを食べながらスマホンをいじるなどしてポイントの回復をはかってしまう。こうなるとどんどん時間が喰われる。時間という血液が傷口から流れ出しそれは致死量に達しようというのに、それを止めるAPがないのだから絶望しかない。


 これが俺が餅にたどり着いた理由だ。朝がどれだけ極限状態なのか、そして餅というソリューションがどれだけ救いになっているか、お分かりいただけると思う。最近はまた気温が下がってきたため出勤にネクタイと上着が必要になり、こうなるとさらにAP消費が上がる。なによりまず布団から出るための消耗が跳ねあがり、ますます出勤をとりまく状況は厳しくなる一方である。「男の仕事の八割は決断だ」という言葉もあるし、この決断的起床~出勤の流れだけで給与の80%が発生してほしい。あとはおまけみたいなもんだ。

 なお完全に枯渇したスタミナゲージは、通勤電車内や仕事中の単純作業の時間に回復し、最終的には夜にこういった文章などに費やされるが、大抵の場合消費しきることなく布団に消える。なぜなら明日の朝も早いからだ。しかもゴミの日だ。人生はゲームのように上手く作られていない。
 
■2017-10-02 : 東映商標大予想
 プリキュアクラスタには、ED曲の歌詞の一部が次のプリキュア名になるというジンクスがある。
  • スイートプリキュア後期ED「前向いて(Smile! スイートプリキュア♪)」
    →翌年『スマイルプリキュア!』
  • スマイルプリキュア前期ED「いつだってワクワク ドッキドキ プリキュア!」
    →翌年『ドキドキ!プリキュア』
  • ハピネスチャージプリキュア後期ED「フォーチュンな お月様(みんな プリンセス)」
    →翌年『Go!プリンセスプリキュア』
  • 魔法つかいプリキュア後期ED「アラアラ アラ・モード」
    →翌年『キラキラ☆プリキュアアラモード』

「……とすると来年は?」
「バリバリ★プリキュア」
「ヤンキーか」
「エンジェル……エンジェル伝説プリキュア」
「ヤンキーから離れろ」