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◆ワンサイドフラットウェブ◆

~  シャク襲のギャア  ~

■2018-11-16 : 流行性耳下腺炎
 週末、娘氏が「おみみのうしろがいたい」といってオネツを出した。

 翌日ワイフに小児科に連れていってもらい、「おたふく風邪の疑いがある」という診断を受けた。すなわち出席停止である。まだ義務教育でないので関係ないが、その期間については文部科学省令に「流行性耳下腺炎にあつては、耳下腺、顎下腺又は舌下腺の腫脹が発現した後五日を経過し、かつ、全身状態が良好になるまで。」と定められている。つまり「発現してから5日」が出席停止の期間だ。
 発現が昨日なので、あと5日は幼稚園をお休みする必要がある。予防接種は受けていたが、まあすり抜けてくることは多々あるそうだ。

「で、おたふく風邪かどうかの検査結果はいつ出るの」
「4日後だって」
「まじか」

 これどういうことなの? 「発現から5日は出席停止」って決まってるのに、おたふく風邪かどうかの検査に4日もかかるの意味わからなくない? まあ娘氏は明らかに顎の下や耳の後ろが腫れてるので間違いないと思うけど、もう熱は下がって元気そのものだし、見た目が微妙だった場合はどうなるわけ? その4日間は我が家におたふく風邪で出席停止しているアイチャンと、意味もなく欠席しているアイチャンが「重なり合った状態」で存在しているの? シュレーディンガーの娘氏なの?

 前述のとおり娘氏はまだ義務教育でないので関係ないけど、これ皆勤賞を狙う小学1年生の親御さんとかにとってはかなりの不条理なのでは。まあ皆勤賞なんて結果についてくるもので狙うものではないと思うけど。


 そんな不条理な日々を過ごし、シュレーディンガーの娘氏は先日無事「おたふく風邪の診断書」と「登園許可」を同時にもらうことができましたとさ。やっぱなんかおかしくないこれ!?
 
■2018-11-09 : 生涯ベストワン映画制作委員会
 Twitterで #生涯ベストワン映画 というタグがあり、俺は窮地に追い込まれた。

 本来、自分が観てきた映画の頂点を1作に決めることなどできるはずがないのだが、困ったことに俺の場合は明確な基準を設けることによりその1作が決まってしまうのだ。
 その基準とは「映画館で涙を流した」であり、その1作とは先月の『映画 HUGっと!プリキュア ふたりはプリキュア オールスターズメモリーズ』である。
 
 これは大変なことになった。
 映画プリキュアが素晴らしかったことに異論はないが、これが俺の「生涯ベストワン映画」になってしまうのは困る。
 言い訳がましくて申し訳ないが、まず俺の涙腺の配線がおかしなことになっている件についてのご理解を頂きたい[事例1][事例2][事例3]。サントラ即泣きおじさんにとってプリキュア主題歌インストアレンジオールスターメドレーはその文字列だけでも涙腺を破壊する威力があり、仮にそれが流れるのがどうでもいいシーンだったとしても俺は泣いていたであろう。

 これまで映画館で泣いたことはまったくなかったし、DVD等で観たのを含めると唯一実写版『キミとボク』が該当するが、これも原作付きなうえ、序盤にパッヘルベルのカノンが流れ始めた時点でもう泣いていたので完全にパブロフの犬であることがわかる(猫映画なのに)。このような体質で他にどうやって映画館で泣けというのか。しかし泣くことができなければ自動的に映画プリキュアが唯一無二になってしまう。なんとかしなければ。


 俺は一生懸命想像した。劇場で俺が泣きうるシチュエーションを。とにかく良く知っている音楽を唐突にブチこめば俺の涙腺はバカになるのだ。
 そういう意味では現在やってる『ボヘミアン・ラプソディ』なんかは良さそうに見えるが、QUEENにそこまで思い入れが強くないうえ、ブチこまれるのがたぶん原曲なので唐突感も弱い。これでは駄目だ。

 そういえば『ひるね姫』は涙腺崩壊案件に近かった。あの下村陽子が! 冒頭から聖剣伝説LoMめいた劇伴を! 惜しみなく! さらにはあのゆうめいな Daydream Believer の編曲まで! 完全に事前の作曲者情報に振り回されているが、俺が未プレイのパズドラ曲をイトケンというだけで泣いてる男であることを忘れてはいけない。


 結論として、『風の谷のナウシカ完全版』が製作され、そこに潤沢な予算に支えられたフルオーケストラによるナウシカBGMの数々を23.1chのスピーカーでぶち込まれたら、俺は全方位から押し寄せる久石譲エナジーの前になすすべもなくボロ泣きするであろうことが容易に想像できた。宮崎監督と庵野監督は頑張って下さい。続編とかじゃなく完全版でお願いします。
 
■2018-11-03 : 超10ギガ
 1年前に「ギガが減る」という言葉が紹介されたときには嘲笑していたが、どうやらこの「ギガ」、通信量を示す使い勝手のいい言葉として俺の中で定着しつつある。

 「動画を見すぎてギガが減る」「Wi-Fiがなくてギガが減る」、逆に「コンビニでギガ増やせるよ!」──最近、SNSなどで見かける不思議ワード「ギガが減る」。勘のいい人は気付くかもしれないが、これはスマートフォンなどで契約しているデータ通信量の残りが減っていることを表す若者言葉だ。

若者はみんな使っている? 謎のワード「ギガが減る」とは - ITmedia NEWS
 世間一般でも「ギガ放題プラン」とか「ギガモンスター」とかの料金プラン名によって便利に使われている感がある。ギガモンスターってなんだよソフトバンク……ギガゾンビか何かか? ギガゾンビのひとはなんで七万年前の時代に精霊王として君臨しておきながら「ギガゾンビ」なんていうドすげぇ名前を名乗ってしまったんだ? ブードゥー教もなければSI単位系もないのに。

 話が逸れた。ソフトバンクの料金プランにはすでに「ウルトラギガモンスター」が登場しており、もはやギガは接頭辞としての役割を忘れられ、頭にウルトラまでつけられてしまう時代になったことを示している。


 でも理にかなってはいると思う。日常的にバハムート改やハードディスクに触れてきたオタクと違って、一般人にとってはギガに至る単位はほぼ通信量しかない。それならカロリーみたいに単位のほうを一般名詞化すべき、とは思うが、バイトは金を得る手段なので仕方ない。ギガのほうが便利に使われる道理である。

 ところで、我々はバハムートさんにSI接頭辞がメガ・ギガ・テラと大きくなっていくことを教わった。メガ(M)は百万倍、ギガ(G)は十億倍、テラ(T)は一兆倍を示す。
 しかし英語で習った百万・十億・一兆は Million, Billion, Trillion であった。MとTはわかるが、なぜ Billion は "Gillion" にならなかったのか。空気を読んで欲しい。みんなジリオンだったらなーって思ってるぞ。
 
■2018-10-21 : のぼりゆくもの
 先代ハムスターのマンソンはとにかく天井の金網を齧ってアブナイだったので、とと君にはあらゆる手を尽くして天井へのアクセスを遮断したのだが……
とと君
/ゐゑ~ゐ\
 回し車、水飲み機などの固定装置と驚異的身体能力を駆使して位置エネルギーを手にいれおる。
 もはや人類の叡智が彼の脱走欲に勝てる日は来ないだろう。
 
■2018-10-14 : いろんな娘氏
  • イズコウゲン・スゴイヒロイ・ホテルに宿泊。なんと温水プールが自由に使えるので娘氏は浮き輪でめちゃくちゃ泳ぎまくった。ていうか深さ1.2メートルあるんですけど恐怖心とか無いのかね?
  • 「奥さん」という語彙を入手した娘氏、「おくさーん!」とワイフにつめよるも「奥さんはヤメテ」と言われ、「すいませんおくさん!」と素直に謝る。
  • ドライブ帰りの車内、眠気が限界で最強に機嫌の悪い娘氏は、助手席のパパチャンのすることなすことすべてに文句を言い、最終的にパパチャンがカーナビの案内を切ると「おかーさんは地図がよめないんだよぉ!うわーん!!」とスゴイ・シツレイなことを言って号泣したのでした。
  • 怒りをあらわにする娘氏「パパチャンは砂だらけになってください!!」
  • 「パパチャンが怒るからアイチャンのちっちゃいハートがよごれちゃったじゃない!」「何も怒ってないし比喩がかわいすぎるな」
  • Eテレ0655の都道府県クイズに対する姿勢はさらに鋭さを増し、俺が「今日は都道府県クイズがあったかな~~」と録画を確認するそのサムネの段階で「やまなしけん!!」と正解を看破する始末。俺が「クイズがあった」と認識した瞬間に正解を導き出している。
  • 娘氏「アイチャンこれ好きなんだ~~」
    ワイフ「えっでもアイチャン昨日は嫌いって言ってた」
    ぼく「そうなのアイチャン?」
    娘氏「ふしぎなアイリチャンなんだ」
    ぼく「そうなのか~~」
  • 娘氏「エレメント・スパ―――ク!!」
    ぼく「なんだかわからないがグワーッ!」
    娘氏「アイチャンの魔法使いってわけさ」
  • 娘氏「エマ―――ソ―――――ン!!」
  • 幼稚園で作ってきた工作に「ごーごーのぞけ ぼうえんきょう」とノリノリの命名をする娘氏。なお形状は明らかに双眼鏡でした。
  • 「ごーごーのぞけ ぼうえんきょう」を撮影しようとしたパパチャンを「パパチャンは悪い人だからしゃしん撮っちゃダメ」と取材拒否する娘氏。
  • シャンプーやリンスがあるていど自力でできるようになった。ただ頭からお湯をかぶることができないので結局俺がしたほうが早い。
  • はみがきもだいぶ自力でできるようになった。しかしまあ仕上げ磨きをサボるわけにはいかないよな。
  • 「オンデユン・マントだよ。」「??」「おかーさんがすきなまんがのドラマ!」「???」
  • 敬老の日のイベントでおうたを歌ったあと「だいせいこうだったね!」とお友達にハグされる娘氏。
  • 体操教室で周回遅れになり「味方はやすぎ!」と言う娘氏。
  • ファミコンのことを「ふぁみみーぴゅこりゅんたー」って呼ぶ娘氏。
  • 「アイチャンはシンデレラのお話知ってる?」
    「うん」
    「本当? おはなししてみて!」
    「シンデレラはおせんたくとかおそうじとかやってつかれて、ソファーでゆったりゆったりした。」
    「まじか」
  • 「パパチャンこっち見ないで!」と言われたので、目を覆って「わかった。アレクサ、2001年宇宙の旅の曲を再生して」と言ったところ、音楽にあわせて目を見開くことを予見した娘氏は一目散に逃走しました。
  • 夕方、「アイチャンのおなかすかせをどうしましょうって言わないと、アイチャンおなかいっぱいにならないの。」と遠回しに夕食を要求する娘氏。
  • 「勝った人は、きれいなかいがらがもらえます!」「負けた人は何が貰えるんですか?」「だめメダル」「だめメダル……」
  • 「だめメダルは真ん中にかなしいマークがあって、まわりにだめってかいてある。」「悲しいマーク……」
  • 鹿の角を切るシーンを見た娘氏「おとこのこがおんなのこになっちゃった」
  • 娘氏、秋のプリキュア映画が楽しみすぎて、急に幼児らしい画風を身に付ける。
  • 風邪声になった娘氏に「あまりしゃべると声がかれるぞ」と言ったが「たくさんしゃべると、かわいくなれるんだから……」ときかない。「暴れた数だけ優しさを知る」みたいな謎理論やめろよな。

 幼稚園の授業参観に行ったんだけど、娘氏がやたらと俺のほうに走ってきては「しーっ!」ってして帰っていく。……「顔がうるさい」と言いたいのか……?
 授業参観では工作をするのを見守った。娘氏はテキパキと迷いなく慣れた手つきで虚無を組み立てていった。
虚無
????
 最終的にこれは「レインボーボックス」と命名されたようだ。絶対できあがったものを見てから考えている。手段のためなら目的を選ばないタイプの子だ。
 
■2018-10-03 : ゆるゆる減災計画
 我々静岡県民(あえてのクソデカ主語)はもう40年近く「東海地震が来る」と脅され続けており、その危機感は東海地震が東南海地震に進化しても変わらない。その恐怖があまりに長期にわたったため、静岡県民はついに発狂し全知全能の神の幻を見て「神様、東海地震はいつ起こるんですか!?」と問い詰め「ンー、ワッカンナイネー」と返されて逆上する始末である。

 なので我々静岡県民は、東海地震が来れば生活の全てが破壊されてしまう、という諦めにも似た恐怖とともに暮らしている。海は枯れ、地は裂け、全てのインフラが死滅し、太平洋ベルトとともに日本のGDPは爆発炎上、千羽鶴どころか支援物資の送り手すらいない、万人の万人に対する闘争状態……そんなマッドマックスやFalloutのようなポストアポカリプスに対しての、物理的・心理的備えを強いられているのが我々なのだ。

 そんな環境にいるので、いつしか俺は「災害への備え」というのを悲観的に捉えすぎていた。食糧の備蓄はする、耐震はする、しかしそれらは気休めで、本当に安心できる備えなどというのものはこの現実世界にはないのだろうと。東海地震の後に本当に必要になるのは水平二連ソードオフショットガンと肩パッド入りの皮ジャンであろうと。そんなふうに考えてしまっていた。



 だが俺は今回の北海道の地震および列島をブチ抜いた台風によりようやく気付きを得た。なにも東海地震ばかりが災害ではない。ライフラインの一部が3日くらい止まる程度の災害だって当然あり得ることであり、そういったものを想定した備えは決して無駄ではない。

 それはつまり「もっとユルい備えも必要」ということでもある。たとえば停電して何もすることがない避難所においてボードゲームで気晴らしができた、とか、何のために買ったかわからない Minecraft ライトアップトーチがまるでゲームのように部屋を照らしてくれた、とか、そういったユルめの備えが役に立つ局面も起こりうるということに気付くことができた。



 たとえば音楽だ。停電時でもカーステレオなどは意外と聴く機会があるかもしれない。
 したがって……俺はいつでもこれが聴けるように、購入してダウンロードしておくべきなのだ……これも災害への備えなのだ……。

ダイヤモンドシティラジオ
Diamond City Radio - Music Inspired by Fallout 4

 やっぱポストアポカリプスを想定してんじゃねえかよーッ!