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◆不定期日記ログ◆

LOG 2021-08

■2021-08-13 : 七歳児よ、牌を握れ
 昨年は六歳児に「ゆくゆくは麻雀を覚えてもらいたい」という気持ちでカードゲーム『レシピ』で勝負を挑んだ我が家でしたが、この夏さらなる簡易麻雀ゲームに進むことにしました。
 ということで今回は『すずめ雀』です。
Suzume-Jong
将棋盤でプレイするのはお勧めしません
 子どもとプレイする簡易麻雀ゲームといえば誰もがドンジャラを挙げることと思いますが、ドンジャラは基本的にキャラゲーです。ドラえもんにもクレしんにもそれほど思い入れがない我が家には、あのサイズのキャラゲーはちょっと厳しい。ポケモンのポンジャンならまだ理解度が高いとこなんですが。ていうかどうぶつの森のジャラポンとかあったのかよ。教えてよ。

 とにかくドンジャラ系のやつは、作品への愛しだいで役がビシッと揃ったときにテンションの差が全然違いますからね。なんで仮面ライダーオーズをドンジャラにしてくれなかったんですかバンダイさん。あのメダルたちドンジャラにしてくれと言わんばかりの設定だったじゃないですか。みんな緑色の牌を9種集めて完全体ウヴァさんを名乗りたかったじゃないですか。だからドンジャラするにはこのレベルの作品愛がないと申し訳ないんですよね。(早口で)


 話をすずめ雀に戻しましょう。ていうか毎回「すずめすずめ」で変換してるの変な気持ちですね。
 数々の闘牌でならしたお前たちならば、公式のページを見ただけでだいたい理解できることと思いますが、この麻雀では索子の1~9と發と中の合計44枚の牌しか使いません。白はありません。「クソッ何も書いてねえ……ハズレだ!」ってなっちゃうので。
 そのうえ手牌はたったの5枚。すなわちアガリの形は同牌3枚か連番3枚の2セットになります。
 これが何を意味するかというと、いきなりクライマックスだということです。お前たちほどの豪運の持ち主であるならば、数回やれば天和も飛び出すことでしょう。

 ただそれゆえに「5点縛り」があります。順子が1点、刻子が2点なので基礎の点数が2~4点、タンヤオで+1点、チャンタで+2点、ドラや赤牌(中を含む)で+1点です。これで合計5点以上の面子にしないとアガることは許されません。牌が11種しかなく、リーチもなく、ちゃんと自分の捨牌をロンするとフリテンを食らうルールゆえ、面前での苦しい読み合いが続きます。
 この読み合いがまじで麻雀のそれで、麻雀未経験者でもイースーチー老師とリャンウーパー老師の教えを自然と叩き込まれることになるでしょう。

 とはいえ俺自身もスジとかよくわかってないし、娘氏はわりとお気持ちで牌を捨てていくので、相手の捨牌を見て「索子の偏り……さては染めてやがるな」とつぶやくのが精一杯です。いや索子しかねえんだよ知ってるよ。
 娘氏は『レシピ』によって、捨てられた牌で自分の役が完成できるときに何か叫んでビクトリーする流れが身についています。あとは自分がどの牌で待っているのかをちゃんと理解することですが、パパも麻雀やってて自分の待ちが何なのか見失いがちなのでもはや教えることは何もないわい。


 その他、感激した点や気になった点を挙げていきます。
  • プレイ人数が2~5人なのが素晴らしい。4人ピッタリ必要なのは時々困る。
  • ちゃんと麻雀牌なのが良い。コロナ禍でもう物理牌は握れないかと思っていた。
  • 牌が少ないので、ジャラジャラしたあと積まずにそのまま始められるのが良い。
    (雰囲気づくりのため積んでも良い。七歳児には難しいが。)
  • 手牌が少なく赤牌が多い関係上、配牌で豪運を発揮できるかという要素が強い。
  • ポンもないし緑一色以外に得点にも関わらない發さんが不憫。
  • 七歳児が「何が描いてあるかわからない」という理由で7・8・9あたりを捨てがち。
  • やっぱ「リーチ!」って言って点棒投げたい欲求はある。ローカルルールで対応可か。
 というわけでこのミニマリスト麻雀ことすずめ雀、麻雀のルールや点数計算は知らないけど麻雀の雰囲気を出したい人にはうってつけではないかと思います。
 麻雀を知らない君も、すずめ雀で点棒という名のプライドを取ったり取られたりしよう!
 
■2021-08-26 : 俺とガチャゲー
 40歳になった。俺の年齢がついにさくらヒロシと並んでしまった。
 去年は「39歳にもなって今更LINEを始めた話」をしたので、今年も新規になんかやった話をしようと思う。

ログインボーナス
 どうしたことかこの1年、ずっと休まず『ロマンシング サガ リ・ユニバース』(以降ロマサガRS)をプレイしている。
 今まで一切触ってこなかったジャンルである「ガチャを軸とした基本無料ゲーム」に、俺が1年もの間連続ログインしているというのは驚異的なことだ。いったいどういった魅力があってのことか!?

 ……特にない。そこにあるからやっている。

 代わり映えのしない周回作業をオート戦闘で繰り返すことで、自分が好きなキャラを集めた部隊を育て美しい形に整えていく……そんなことが一種の快楽を生み出すのだということがわかった。
 以前クッキークリッカーが流行ったことで、我々人類には「ただ数字が増えるだけでなんか楽しくなってしまう」という習性があることが完全に証明された。
 周回してキャラのステータスが上がる……するとどうなる? より周回速度が上がり、次のキャラのステータスを上げやすくなる。そうして多くのキャラのステータスが高まるとどうなる? どんなステージが来ても高速周回できる姿勢が整う。育てるキャラがいなくなったら……? 次のガチャ更新を待つ。
 こう書くとだいぶ虚無に見えるが、これが立派に快楽を生む仕組みなのだということをわからされてしまった。

推し
 美しいドット絵キャラたち。これをボイス付き美少女キャラに置き換えると数多くのガチャゲーを納得できるような気がする。


 ただ明確に不満を表明しておくべき部分があって、肝心のシナリオが虚無である。
 メインクエストはロマサガRSキャラの物語であって、原作キャラの設定を生かした展開はもう長いこと行われていない。
 シーズンイベントや各作品にフォーカスしたイベントにもシナリオは付属していない。今年の正月が最後だったと思う。
 原作付きソシャゲだとこういうことは珍しくないんだろうか? 作品クロスオーバーのキャラ会話とか需要あると思うんだけど。

 したがって我々は「パーティにいるキャラの大半がなぜ仲間になったのか知らない」という状態でこのゲームを進めている。まあサガなんて原作からわりとそういうとこあるのでそれでいいのかもしれないが、アポロンとかオルロワージュとか「なんでこいつがパーティに加入するんだ?」っていうようなキャラに対してまったく説明がない。
 そのため「理由もなく現れたナハトズィーガーを、なぜかガチャから出て仲間になったナハトズィーガーで、なぜか倒す」というような意味不明なイベントがずっと続いている。さすがにこれは異常な事態なんじゃないだろうか。
 せっかく「ドット絵キャラが動いて掛け合いをする」というおじさんに刺さる形のシナリオ表現をしているのだから、イベントごとにそれを活かさないのはヤル気がないと思われても仕方ない。

 そっちがそのつもりならこっちもこのつもりだ、ということで、俺は「原作でプレイアブルになっているキャラしか使わない」という方針で遊んでいる。本作が加入までのシナリオを語らない以上、原作で仲間になってないキャラは使わねえぞということである。
 とは言うものの、スービエと海の主の娘のシナリオを読んでスービエ使いたくなったかというと全然ノーなので、やっぱ難しいんだろなという気持ちも両立している。


 もちろん褒めるべき部分も多々あり、主に戦闘のBGMがくそかっこいいので周回が捗る、という点である。
 サガスカイベントのときは特に、通常バトル曲が4種類もあることを利用してそれらをランダム再生することで周回時に飽きにくく、かつどれもこれもイントロでブチ上がる最高のBGMなので大変に捗った。捗るのはいいからサガスカをちゃんとクリアしろと言いたい。
 ロマサガはもう初代ロマサガの頃から「バトルは過酷だがかっこいいBGMを流しとくので耐えてくれ」みたいなとこがあるので、こればかりは周回ゲーとめちゃめちゃ相性がよかったと認めざるを得ない。
 極端な話「通勤途中に本を読みながらオート戦闘でサガのバトル曲を聴いているとキャラクターが育っていく斬新なサントラ」として継続している可能性すらある。ミュージックホールで解禁した音楽を周回中に流す機能、有償石で買えませんかね。


 それゆえ、俺の中では「1年休まずログインするくらい遊んでいるけど、他人にはまったくオススメできない」という珍しい評価になっており、アンケートにも正直にそう書いている。
 イベントにシナリオが付属し、ガチャに新規実装されてイベントバトルで成長率4倍になってるキャラクターが全員出てきて喋るくらいでないと、未プレイ勢におすすめできるゲーム体験にはならないと思う。
 1年も遊べば感謝の課金のひとつでもしたい気持ちなんだが、プレイ方針のせいもあってか配布される無償石がうなるほど在庫してるし、有償石限定のものも「白薔薇姫に技一個ひらめかせるために5000円」とか異様な価格設定なのでまったく手が出ない。サガフロ本体より高いとかこの業界どうなってんの? もうちょっと幅広い課金へのこだわりを見せてくれ。
 
■2021-08-29 : あさがおのかんさつにっき
 きょうは、あさがおの たねを とりました。
 あさがおは、したの ほうが かれていて、みどりの はっぱは、すこししか のこって いませんでした。
 あたらしい はなが、うえの ほうに さいて いたので、びっくり しました。

 あさがおの かんさつを して わかったことは、「そもそも地面からの熱線で朝顔が枯れてしまうような季節を、蝉が暑さで死ぬような季節を、本当に『夏』と呼んでいいのか?」ということだ。
 それは我々の持つ夏のイメージを大きく毀損するものではないだろうか?
 世界有数の大都市圏がひしめく土地に、エアコンがなければ死者が出るような気象現象が襲いかかっているのに、それをいまだに「夏」と呼び続けるのは、あまりに危機感が足りないのではないだろうか?


 我々は、夏のイメージを守るため、ただちにこの災害的な何かを「夏」と呼ぶのをやめ、夏を5~6月に移動させた上で、7~9月を「ヤク」とか「まが」とかそういう恐ろしい呼び名に変えるべきであろう。
 そうすれば夏休みは「禍つ休み」となり、「長期休暇で普段できない学習を~」みたいなものではなく、「この暑さは災害なので決してエアコンの効いた部屋から出るな」という意味合いになってくる。そしてゴール田ウィークが夏休みとなる。
 
 あらかじめそのように夏を移動しておけば、夏季オリンピックを涼しい6月に行うことだってできたはずなのだ。「南半球のリオオリンピックは冬の8月に行われたが?」知ってんだよォ!!社会科の教師かオメーはよォォ!!


 冗談半分で書くが、緊急事態宣言の効果から見て、我々庶民の危機感は完全に雰囲気次第と言っていい。
 感染症も熱中症も、庶民に危機感を持って欲しいのであれば「テレビCMが全部ACジャパンに差し変わる」あたりの演出が低コストで効果があるのではないかと思う。一度社会実験してみてほしい。