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◆不定期日記ログ◆

■2020-05-20 : このキー何のキー気になるキー
 日々慣れ親しんでいるパソコンのキーボードだが、良く見ると我々の知らないことが多いことに気づく。このキーを押すと何が起こるのか。なぜキーボードにあるのか。なぜそんな名前なのか。全てを理解しているキーは意外と少ない。


 まずCapsLockキーだ。こいつがなぜキーボードにあるのかは明白だ。パスワードの入力を阻むためである。あまりに邪悪なのでパソコンを換えるたびに殺している。なおキーを殺すときには昔から「KeySwap」というフリーウェアを使っている。

 NumLockキーについても同様、PC-9801の時代からカーソルキーのないキーボードを使ったことがないので殺している。俺はテンキーがカーソルキーを兼ねていた時代のことを何も知らない。切り替えるならまだWASD操作のほうが効率が良さそうに思える。

 ScrLkキーはこうしてまじまじとキーボードを見るまで存在を認識していなかった。スクロールロックって School of Rock みたいでカッコいいよね。こういうトグルスイッチは、いまロックされてるのかどうなのかのLED表示が絶対に必要だと思うが、ノートパソコンとかではそれを平然と省略するために邪悪さが生まれている。

 Pause/Breakキーはギリギリ昔のBASICで使った覚えがある。マウスどころか複数ウィンドウすらない古の時代、人々は多くのキーを求めたのだろう。ここまで殺してきた数々のキーに想いを馳せる。

 Insertキーはたまに使う。主にうっかり触ってしまって上書きモードになってしまったのを直すために使う。使用頻度の高いBackSpaceに無駄に近いためよく事故る。よく考えたらこれも邪悪なので今殺すことにした。No More トグルスイッチ。我々日本人は全角/半角のトグルだけで手一杯であり、これ以上トグることは許されない。

 PrintScreenキーはよく使うが、それに同居しているSysRqキーは意味がわからない。一応アクティブウィンドウをPrintScreenしてくれるということは知っているけど、じゃあいったい何の略なんだよ、と調べてみてもピンとこない。少なくともWindowsを使う上では、本来の意味でシステムリクエストすることは未来永劫なさそうだ。


 こうしてキーボードのことを見直してみると、こんな手元にコンピューターの歴史がザクザク眠っていたことに驚く。
 我々はShiftキーがをシフトしていたのか知らないし、Enterキーが何を何にエンターしていたのかも知らない。えっリターンキーでいいじゃん何でエンターになったんだ? 改行だけでなくログインのときとかにも使うからか?

 こういった歴史を知っておくことで、有事の際に役立つかもしれない。有事って具体的にどんなのだ? 殺人ウイルスの蔓延する洋館に迷い込んでセーブしたいのにタイプライターでの小文字の打ち方がわからないよォ!「やれやれ……任せな若造」「ジジイ!」「ここのシフトレバーでシフトして……タイプしてみろ」「すげェ!」みたいな状況か??
 そんな状況であったらきっと「このキーはもう必要ないようだ。捨てますか?」みたいな謎の予言ダイアログが出て、ScrLkやSysRqはポロポロと捨てられていったことだろう。だが現実には、もう使うことのないキーがわかる神的存在はいない。こうして我々はキーボードの上にコンピューターの歴史を積み上げてタイピングをしているのである。

 というわけで、今回は
 の3本でお送りしました。来週もまた観てくださいね。ンがぐぐ。