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◆不定期日記ログ◆

■2019-09-06 : なぜケースがないのに毎日できるのか
 五歳児から「どうしてスマッシュブラザーズは、ケースがないのに毎日できる?」と疑問を投げかけられ、俺の脳内はクエスチョンマークに満たされた。

 どうしてって……ケース……なぜ……?
 しばしの思考の後、ようやく質問の意味するところが理解できた。


 まず「ケース」についてだが、我が家ではダウンロード版のゲームを買うことは少ない。例外はどうしても発売日当日にプレイを開始したかったイカスマブラで、そのうちイカはニンテンドーストアでケースをつけてくれた。
 その他パッケージ版のないインディーゲーは娘氏がプレイしないので除外すると、うちにあるゲームでケースがないのはスマブラだけということになる。

 となると「毎日できる」の意味が見えてくる。体験版のことである。俺がダウンロードしてきては消していく体験版のことを娘氏は「借りている」と理解しており、当然体験版はダウンロードしてくるものなのでケースがない。
 期間限定(終わったら勝手に俺が消してるだけだけど)のものを「借りている」と表現するのはビデオレンタルから学んだのかもしれない。

 この2つの補助線により、娘氏が毎日の観察の結果「ケースのあるゲームはいつでもできるが、そうでないものはいずれできなくなる」という結論に達していることがわかった。それで冒頭の疑問を抱くに至ったのだ。五歳児の観察眼は侮れない。


 感心すると同時に、これほどのデジタルネイティヴにおいても「データに金を払う」という概念は自然と身につくものではない、という当たり前のことがわかった。娘氏に「ケースはないけどゲームだけを買ったんだよ」と説明してはみたものの、いまいち納得しかねる様子だった。この令和の時代になっても、幼児は圧倒的におみせやさんで経済を理解しているのである。

 改めてニンテンドースイッチの中を覗いてみると、物理的に買ったソフトや、電子的に買ったソフトだけでなく、「権利」を買っているSwitchファミコンなど、さまざまなものにお金を払っていることがわかる。
 サブスクリプションサービス隆盛の社会になり、いっそう「何にお金を払っているか」が見えにくくなっていくだろう。モノばかりに惑わされないようにしたいものだ。

 ……ていうかSwitchのファミコンとスーファミ、これゲームのサブスクリプションサービスとしては理想的かつ破格ですよね?? ニンテンドーは俺の人生をどうしたいわけ??