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◆不定期日記ログ◆

■2019-05-18 : ピカチュウのしわしわ大捜索!
 しわピカこと実写映画版『名探偵ピカチュウ』を観た。
 ポケモンは赤緑・金銀世代、アニポケは履修しておらず、ポケモンGOは初代151匹をそろえて小躍りしている程度の習熟度。もちろん3DSの原作ゲームはプレイしていない。
 以降、物語の本筋とは関係のない程度のネタバレを含む。

 思った以上にしわピカがしわしわで笑った。シリアスな会話ほど眉間にしわが寄るので笑える。ライアン・レイノルズの表情をモーションキャプチャーしているらしい。最初にモーションをピカチュウに適用したスタッフめっちゃ笑ったと思う。羨ましい。メイキングが観たい。

 画面の情報量が多そうだったので吹き替え版を観た。主演が竹内涼真でヒロインが飯豊まりえと聞いて「声優じゃねえのかよクソ」って言ってる人は真面目にスーパーヒーロータイムを観ろ。過去10年分くらい観ろ。ニチアサで鍛えられた俳優をナメてはいけないということが理解できるはずだ。でもさすがに竹内涼真本人がモンスターボールを投げるワンカットでハリウッドデビューしてしまったのは驚いた。お前バトルおにいさんを差し置いて……!

 実際画面は情報量の暴力であり、往来に映り込むリアルポケモンのなじみっぷりがすごかった。なんかやたら個体数多くね? っていう奴もいたけど、たぶん飼いやすいとか流行ってるとかそういうのがあるんだろう、と納得させる程度にはなじんでいた。俺の推しであるコイルが出なかった点は残念。あの子貼るべきテクスチャもわかりやすいしいちばん実写化しやすそうじゃない??

 テクスチャっていうか質感全般なんだけど、元気なときのピカチュウのフッサフサの毛並みと、瀕死のときのボサボサした毛の質感の違いがものすごい説得力をもって描かれていた。我が家で生き、死んでいったハムスターのことを思い出した。死ぬ間際のげっ歯類をよく観察しているなと思った。

 「名探偵」とはいうものの推理モノの要素は薄く、エンディングから逆算すると「黒幕は主人公に何をして欲しかったのか?」とか「ミュウツーは主人公の父親をどうしたかったのか?」とかよくわからん部分がゴロゴロ出てくるんだけど、そんな疑問はエンドロール直前に突然オーケストラでさしこまれる“おなじみのタイトルBGM”にすべて粉砕され、俺は涙で頬をべっちょべちょにしながら滲むエンドロールを眺めているしかなかった。

 つまり、これに端を発しこれで確定的になったマイベスト映画がついに3つになった形になる。
 これで俺は「泣ける映画を3つ挙げて下さい」という問いに対して、
  1. 『名探偵ピカチュウ』…おなじみの音楽がハイクオリティでどーんって来るから
  2. 『ボヘミアンラプソディ』…おなじみの音楽がハイクオリティでどーんって来るから
  3. 『映画プリキュア オールスターメモリーズ』…おなじみの音楽がハイクオリティでどーんって来るから
 と回答することになってしまった。手羽を殺すにゃ刃物はいらぬ、おなじみの音楽がどーんって来ればいい。