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◆不定期日記ログ◆

■2019-02-14 : 日本銀行券のなぞ
 旧正月が明けても旧おとそ気分の抜けない俺は、「旧おとしだま」の存在について考えるうち、ふと、「千円札が夏目漱石だったころ」が懐かしくなり、日本銀行のwebサイトを訪れた。

 それで初めて知ったのだが、夏目漱石のひとつ前、伊藤博文だったころのお札の裏には、日本銀行本店が堂々と描かれている。
日本銀行本店
日本銀行webサイトより
 どうやら同時期の五千円札にもこれが描かれていたらしい。
 考えてみれば不思議なことだ。発行者の本店の建物が堂々と描かれているのは手前味噌ではないか。nanacoカードにセブンアンドアイホールディングス本社ビルが描かれていたらさすがに「ストロング自意識かよ」って言うと思う。

 しかし歴史ある建物ではあるし、きっと何か話題になったタイミングだったのかも、と思って調べてみた。
  • 1896年 日本銀行本店竣工
  • 1963年 伊藤博文の千円券発行
  • 1957年 聖徳太子の五千円券発行
  • 1974年 日銀本店が国の重要文化財に登録
 竣工のタイミングからはかなり離れているし、文化財登録よりはだいぶ早い。いったいなぜこの時期に「我が本店をお札に印刷しよう!」と思ったのか。やはりストロング自意識なのか。それとも他にストロング自意識な国があってそれに習ったのか。オモテのことはともかく、ウラのことはあまり情報がないのでわからない。


 もういっそスーパーマーケットの地産地消コーナーみたいに「私が作りました」的なノリで書いておけばいい。
 どうせならスカシも造幣局……じゃなかった国立印刷局のえらい人の顔にしておくと生産者の顔が見えてあたたかみがある。電子決済が進む今こそ人の顔が見える製品を作るべきではないか(彼は狂っていた)。