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◆不定期日記ログ◆

■2018-07-20 : サントラ即泣きおじさんと前作主人公
 ゲーム音楽単体で泣く習性があるサントラ即泣きおじさんこと俺ですが、このたびその理由をかろうじて言語化できる例にあたりましたので順を追ってご説明します。
 
 今回ご紹介するサントラは『SPLATOON2 ORIGINAL SOUNDTRACK -Octotune-』で、その名の通り『スプラトゥーン2』のDLCのサントラです。以下イカをやってない人にもわかるようにお話しします。


 イカのDLCである「オクト・エキスパンション」は、イカのメインコンテンツであるネット対戦とは直接関係ない、ソロプレイ用のステージクリア型アクションになっています。それにはちょっとしたシナリオが付随していて、DLCでないほうのソロプレイコンテンツには登場しなかったキャラクターの背景が主に語られるという触れ込みでした。

 そしてPVの段階で、これに「3号(前作マイキャラの通称)」が登場することが予告されていました。前作主人公が続編に出ることについて、我々はいろいろな例を知っています。そしてその扱いが極めて難しいことも。
 しかも3号は、作中でなにも喋らず、ただひたすらプレイヤーのアバターとして存在するタイプの主人公です。言うなれば俺本人なのです。これを続編に登場させるのはかなりの困難を伴うことがご理解頂けると思います。

 そして俺は3号の登場シーンまでゲームを進めました。それは会話もない一瞬の登場でした。しかし俺は全て納得することができました。なぜなら、そのとき流れたのが前作の代表的BGMである「Splattack!(Youtube)」だったからです。


 スプラトゥーンのバトルBGMには「実際にイカの若者たちの間で流行っているバンドの曲」という設定があります。Splattack! は前作の代表曲でしたが、「2」では2年たって流行が変わったということで続投はしていません。イカはなにしろ享楽的なので、2年もすればヒット曲などあっという間に忘れ去ってしまうのでしょうか。俺はなんだか勿体ない気持ちでいました。

 しかしそれはここで Splattack! を使うためだったとわかりました。
 俺はそのわずかな時間で3号の人生を見ました。あんな享楽的なイカだった前作の俺が、真面目に警備隊みたいな活動をしてて、ストリートの流行とか知らないで、今でも2年前に聴いてた曲を聴いてるっていう、俺の手を離れてからの3号がどう生きてきたのかが一瞬で理解できました。
 俺が流行の音楽を追わなくなったのはいつだったでしょう。その前後で俺の人生には何があったのでしょう。3号は享楽的に生きるのをやめ、イカ社会のための戦いを始めていたのです。


 これが俺が『Octotune』の Splattack! を聴いて涙を溢れさせた顛末です。これについては珍しく、順を追って説明すれば比較的共感を得られる案件だったのではないかと思っています。
 他のたいていの案件は「アレルギー反応……?」としか言いようがないくらい意味不明なので、せっかくなので書き記しておこうと思いました。