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◆不定期日記ログ◆

■2012-05-17 : 確率論
 カタン付属のダイスが、なんだか出目が偏るので、新たに通販でダイスを買った。
 各数字がキッチリ1/6の確率で出るダイスなんて数学の教科書にしか存在しないので、数を増やすことで対応するのだ。

 ……出目が偏るとは言ったものの、たぶん、実際はそれほど偏ってはいない。
 人間の「確率」に関する感覚は全面的にアテにならないからだ。
 たとえばこんな問題がある。

 たかし君とけんじ君が、6発の弾が入るリボルバー式拳銃で、ロシアンルーレットをします。拳銃の弾倉には、2発の弾丸が隣り合わせに込められています。最初にたかしくんが弾倉をよく回し、引き金をひいたところ、弾は入っていませんでした。次はけんじ君の番です。けんじ君は次の(1)(2)のうち、どちらのほうが生き残る確率が高いでしょうか。
(1)もう一度弾倉を回してから引き金をひく
(2)そのまま引き金をひく

(マイクロソフト入社試験問題)
 計算するとわかるが、(2)のほうが生存確率が高い。
 感覚的に考えると5発中2発アタリで(2)が不利な気がするがそんなことはない。
 確率の問題になるとすぐ計算をあきらめて樹形図を描き始めるタイプの学生だったので、図を描いて理屈は理解はしたものの、どうも感覚としては理解しがたい。

 人間の感覚と、実際の確率は、どうもズレている。
 おそらく、日常生活において、確率がどうであろうと実際に起こる事象はただ1つだから、というのが要因だろう。
 天気予報で降水確率が30%だったとしても、カサを3割だけ持って出るわけにはいかない。
 結果として「降るのか、降らないのか」だから、確率としての30%が感覚になじまないのだ。

 最近コンプガチャが新聞に載るレベルの騒動になった。
 え、そっちなの、リアルマネートレードを放置してるほうが根幹なんじゃねえの、と思ったけれど、叩きやすいところを叩くのが世間の常道なので仕方ない。
 これも人間の感覚と確率のズレを利用した儲け方である。
 確率の問題の中には、ギャンブル好きの貴族と数学者の書面のやりとりで産まれたものも多い。昔から、誰かを騙したい奴が確率を使い、騙されたくない奴が確率を学んできたのだ(偏見)。
 これに至って、中学生諸君は「数学なんて将来なんの役に立つんだよ!」という決まり文句から確率と統計を除かざるを得ないであろう。