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◆不定期日記ログ◆

CATEGORY 妄想

■2020-02-21 : 葉っぱ一枚あればいい
 20日夜、どうぶつの森Direct[YouTube]が放送され、Switch版『あつまれ どうぶつの森』(以下『あつ森』)の詳細が明らかになった。
 俺は映像の中に高解像度のカモミの姿を見つけただけで完全に情報量が飽和し「エンッ!!」って叫んで卒倒したが、よく考えたら高解像度のカモミにはスマホン版のポケットキャンプ(以下『ポケ森』)で毎日会っているのでそんなに興奮することはなかった。

 直系の前作にあたる3DSの『とびだせ どうぶつの森』(以下『とび森』)と比較して、不満だった点があらかた新機能で塗り潰されている印象を受けた。
 とくにあのタヌキだ。てばさき村長が整備した村の動線をタヌキが勝手な不動産売買でめちゃくちゃにしていく不毛ないたちごっこ(タヌキだが?)にはウンザリしていたのだ(過去日記参照)
 これが俺がたぬきちに対して『とび森』で抱いた唯一にして最大のヘイトだったので、住民の家が建つ位置を指定できるようになったのは非常にありがたい。

 そういうわけで最大のヘイト要因が解消したたぬきちであったが、今度は起動後のアイサツや広報など「しずえさんのポジションを奪った」件で新たなヘイトを集めてしまうのであった。そういうとこだぞタヌキ。お前海外ユーザーからは何の生物だと思われてんだ?


 しかしこのタヌキ、ただの商売人とは思えぬポテンシャルを持っている。

 俺は『とび森』以前のどうぶつの森を知らないが、『とび森』では家具は収納するときにすべて同じ葉っぱのアイコンになる。『とび森』では家具は基本的にタヌキ一族から購入するため、この「家具が葉っぱになる」というのは単なるグラフィック節約以上の文脈を持っていた。
 しかし家具を素材からクラフトする『ポケ森』では家具は葉っぱにならなかった。家具はそのまま縮小アイコンとしてインベントリに収納される。そこにタヌキ一族の魔法が介在する気配はない。キャンプ場にはたぬきちがメインで出張っていないことと無関係とはいえまい。

 そして、公開された『あつ森』の情報では、家具のクラフトが可能で、かつ家具は葉っぱとして収納されていた。つまり、どうぶつの森の家具は「葉っぱでできた家具」なのではなく、タヌキ一族が「家具を葉っぱにする技術」をもっていた、という可能性が出てきた。

 以上の推論より『あつ森』の「無人島移住パッケージ」とは、家具を葉っぱにして収納する技術をもつタヌキの一族が、その技術をフル活用した、国家の法律に縛られない実験都市を造る計画なのだということがわかる。お前はたぬきち社長にインフラの全てを委ね、この夢の技術で世界が羨む都市を造りあげるのだ。俄然意欲がわいてきた。とにかく紛失したカモミのamiiboカードを再入手しなくては。
 
■2019-10-01 : 消費者よ神話になれ

「さあ、鹿目まどか……その魂を代価にして、君は何を願う?」

「私……全てのポイントカードを、生まれる前に消し去りたい。全ての宇宙、ためて使ってお得な全てのポイントを、この手で!」

「その祈りは……そんな祈りが叶うとすれば、それは時間干渉なんてレベルじゃない! 資本主義経済そのものに対する反逆だ!」

「鹿目さん。それがどんなに恐ろしい願いかわかっているの? 製造と営業と、全ての小売店で、あなたは永遠に品質と価格の競争を戦い続けることになるのよ」

「いいんです。そのつもりです。自社ポイントで還元するからお得だなんて言われたら、私、そんなのは違うって、何度でもそう言い返せます。きっといつまでも言い張れます。」

『妄想少女まどか☆マギカ』第12話より

 存在が一つ上の領域にシフトして概念に成り果てるくらいポイントカードが嫌いだ。
 そのためレジであらゆるポイントカードのポイント付与を断っている。

 ドコモをやめた理由の一つに「dポイントを管理するのが嫌だったから」というのがある。勝手に通信料に振り替える設定があればマシだったが、それならポイント還元でなく元々値下げしろと言いたい。だいたい名前が醜悪だ。忌むべきTポイントに似すぎている。毎回レジで「トーキョーのテーポイントですか、デンマークのデーポイントですか」と聞き返すことになるではないか。


 モノを買うという行動には、たとえそれが少額であろうが、決断力を消費する。決断力は固定パラメータではなく消費するリソースであるということは何度でも強調しておきたい。(過去日記参照)
 日常的な買い物であればルーチンに組み込んでしまえばいいが、そうでない大きめの買い物だとこの決断力消費がのしかかる。価格と価値を吟味するだけでも正解のない迷宮なのに、そこに「この店ではどのポイントがつくか」「今ポイントカードを持っているか」などの余計な変数が加わると、俺の自由な消費行動が著しく阻害される。そして無駄に決断力を消耗し、人生の重要な決断を何ひとつ下せぬままただ老いて死ぬ。そんなのはごめんだ。


 政府はそんな俺を狙い撃ちするかのように本日から「軽減税率」と「キャッシュレス決済のポイント還元」という複雑極まりない政策を決行した。ただの増税ならともかく、誰の目から見てもオカシイと思う制度が誰にも止められないまま通ってしまうことは悲しいが、これが現在の民主主義の限界なので嘆いても仕方ない。選挙制度は早く解像度を上げろ。
 軽減税率が適用されようが、ポイントが還元されようが、信じた価値が目の前の値札の数字を上回るなら買うし、そうでなければ買わない。そうやって決断力の消耗を防いでいくしかない。
 モノを買う時はね、誰にも邪魔されず、自由で、なんというか救われてなきゃあダメなんだ。独りで静かで豊かで……


 ポイントについては、政府はこのあとさらに「電子マネーによる給与支払いの解禁」という矢を放ってくる。俺はつねづねイオンのアルバイトが最低賃金+WAONポイントで給与を受け取る未来が来るんじゃないかと思っていたが、どうやら思ったよりはるかに早く現実になりそうだ。

――人類がWAONポイントだけで生活するようになって、すでに半世紀が過ぎていた。都市の周りの巨大なイオンモールは地方民の故郷となり、人々はそこで働き、消費し、そして死んでいった。宇宙世紀0079。首都から最も遠いイオンモール「サイド3」は「イオン公国」を名乗り、日本政府に独立戦争を挑んできた――

『妄想戦士ガンダム』ナレーションより
 となるとその次に待っているのは通貨発行権をうやむやにされた国家の崩壊と、企業経済圏の成立であろう。我が国はTポイント経済圏、WAON経済圏、nanaco経済圏、Ponta経済圏、そして楽天スーパー経済圏に分かれ、混沌を極めていた……。
 そして最終的にはニンジャスレイヤー第4部のようにパワード鎧の胸元に企業通貨で年収を表示させてマウントを取り合うのだ。ここまでいくと逆になんだかワクワクしてきた。
 
■2019-07-20 : ゆめにっき
 今朝こんな夢を見たんです。


 俺は仕事でHAL研を取材することになったんです。HAL研というのはあの『糸井重里のバス釣りNo.1』『ジャンボ尾崎のホールインワン』を手掛けたハル研究所のことです。すみません例を間違えました。カービィやスマブラを生み出したことで有名なハル研究所です。

 HAL研はいまでは東京都千代田区という立派な場所に本社を構えていますが、もともと山梨県にありました。俺が取材に行ったのはそこです。電車を降りて、坂の多い住宅街を登っていきます。日差しのきつい日でした。山梨は盆地なのでとても暑いのです。

 そうしてようやく指定の住所にたどり着きました。そこには築120年くらいの堂々とした日本家屋がありました。よく市の文化財に指定されている○○邸みたいな建物です。しかし俺はそこがHAL研であることを確信しており、ためらわずに敷居をまたぎました。

 庭園の石畳を進むと、まずひなびたサービスエリアのようなお土産コーナーがありました。あまり見ませんでしたが、カービィのストラップとかが並んでいました。そして入場口には、小中学生くらいの子が列をなしてチケットを買い求めていました。ここには日本中からゲームデザイナーを目指す子どもが見学に来るのです。

 俺はチケットを買って中に入りました。書院造の立派なお部屋がいくつか並んでおり、古い畳の上には戦前のゲーム開発の様子を示したパネルが立てられていました。今と比べたら極めて牧歌的な、しかし過酷な開発でした。残念ながらどんなゲームを作っていたのかは記憶に残っていません。

 数段の階段を上り、やや低い鴨居をくぐるようにして次の部屋に進みます。どうやらこの屋敷は傾斜地に建てられているらしく、ときどきこういった不自然な造りが見られます。その先は広間になっていて、開発者たちを支えたおかみさんの写真が俺を出迎えました。

 このおかみさんは快活な性格で徹夜続きのプログラマーたちを励まし、太陽のような存在であったと書かれています。そしてこの人こそがあのカービィを生んだ桜井政博氏の実母だということでした。俺は「これは次のNHK朝ドラの主役は間違いないな」と思いました。


 そこで目が覚めました。いったいどうしてこんなことになっちまったんだと俺は思いました。
 
■2019-06-25 : レモン太郎
娘氏「桃太郎のおはなししてほしい」
ぼく「えー桃太郎は昨日もやったから別のフルーツがいい」
娘氏「じゃあレモン太郎がいい」
ぼく「わかった」


 『レモン太郎』

 むかしむかしあるところに、おじいさんとおばあさんが住んでいました。
 おじいさんは山へしばかりに、おばあさんは川へ洗濯に行きました。

 おばあさんが川で洗濯をしていると、川の上流から、巨大なレモンが流れてきました。
 おばあさんは夢でも見ているのかと思いましたが、それは現実でした。夢ならばどれほどよかったでしょう。
 おばあさんは思わずそのレモンを拾いあげて、胸に残り離れない苦いレモンの匂いを感じながら、家に持ち帰りました。

 おじいさんとおばあさんがレモンを切ると、なんと中から元気の良い男の子が出てきました。
 子どものいなかったおじいさんとおばあさんは、レモンから生まれた男の子を、レモン太郎と名付けて育てることにしました。
 レモン太郎はすくすく育って、やがて立派なTEENAGE RIOTになりました。

 そしてある日、レモン太郎が言いました。
 「もう一度遠くへ行け遠くへ行けと僕の中で誰かが歌うので、僕は鬼ヶ島へ行って、悪い鬼を退治してきます」
 レモン太郎のために、おばあさんはクランベリーとパンケーキを作り、おじいさんは「LOSER」と書かれた旗を作りました。
 そうして、レモン太郎は鬼ヶ島へと出発しました。

 旅の途中で、レモン太郎は三匹の動物に出会いました。
 それはイヌ、サル、そしてFlamingoでした。
 レモン太郎は三匹を仲間に加え、鬼ヶ島を目指しました。

 苦しい旅の末、レモン太郎の一行は、ついに鬼ヶ島へ辿りつきました。
 そこはまさに今後千年草も生えない砂の惑星でした。
 「みんな! かかれ!」
 レモン太郎の号令で、鬼たちとの激しい戦いが始まりました。
 イヌは鬼にかみつき、サルは鬼をひっかき、Flamingoは踊るままふらふら笑ってもう帰らない。

 雷雨の中、レモン太郎は鬼の親分と激しく剣を交えました。
 そのうちレモン太郎ははっと気づきました。

 「その声は、我が友、菅田将暉ではないか?」

 なんと鬼ちゃんの正体は、かつてともにひしゃげて曲がったあの自転車で走り回った竹馬の友、菅田将暉だったのです。
 どれだけ背丈が変わろうとも、そこには変わらない何かがあったのでした。
 しかし、今更悲しいと叫ぶにはあまりに全てが遅すぎました。
 レモン太郎と鬼ちゃんは互いに最後の力をぶつけ合いました。
 あたりは激しい光に包まれました。

 パッと花火が
 夜に咲いた
 夜に咲いて
 静かに消えた


 こうしてレモン太郎は鬼を退治し、おじいさんとおばあさんの元に帰ったのでした。
 手にはいっぱいの宝を抱えて。
 らるらりら。

 ※実際に物語った内容を盛りに盛ってお送りしています
 
■2019-06-18 : キッザニア入国記
 ハイそういうわけで今回は常夜の国キッザニアに入国してみたいと思うんですけれども。
キッザニア
キッザニア東京
 キッザニアは子ども向けにチューニングされたお仕事に挑戦できるテーマパークです。
 お仕事のパビリオンは職業は科学者・医者・警察・ダンサー・時の王者など多岐にわたるので、事前にワイフがガイドブックを入手し、娘氏に「やってみたいお仕事にふせんをつけてみて」といって渡しました。
 ガイドブックはすぐに帰ってきました。

るるぶ
ぎっしり
 さすがにそれは無理。

 実際のところ、お仕事自体は30~40分で終わるんですが、パビリオンに行って予約して予約時間を待って……というムーブを繰り返すので1時間に1つがいいとこだと思いました。



 キッザニアガチ勢や都会野郎は、人気のお仕事を確実にゲットするため開園時間前に列をなすと聞きます……だが高速ブッとばして片道2時間半かかる我々には関係のない話。スパッと割り切って開園1時間後に余裕の到着です。

 娘氏はまず銀行へ行って口座を作りました。原則としてお店や職場には大人が入店できないので、それらすべての手続きは娘氏がソロで戦わなければなりません。とはいえあっちもプロなので滞りなく手続きできました。いったいどうやったんだ。
 口座は別に最初に作る必要はありませんが、やるとおさいふが貰えるのでやったほうがいいです。予約の待ち時間とかにやるといいんじゃないでしょうか。

 娘氏は最初、警官か警備員がやりたいという珍しい要望を出していましたが、結局目の前に現れたDOLEのバナナハウスに吸い込まれていき、バナナをもぐなどの研修を受けている間に優先順位などどうでもよくなってしまったようです。その後、ヤクルトの研究員やら消防士やら外科医やら発明工房やらを満喫して、稼いだぺリカでカワイイなシールを買ってニッコニコでおうちに帰りました。



 そしてパパチャンは帰りの車で考えました。
 ……キッザニアのお仕事受付システムは、単純なようでなかなか難しい。Webサイトの「ご利用ガイド」の記述と、実際の運用を見たのを合わせると、だいたい以下のような感じだ。

  • JOBスケジュールカードを持った子ども本人が、目的のお仕事のパビリオンへ行って受付をする。
  • 次の体験開始時間の定員に空きがある場合は、指定の位置に並んで体験開始時間を待つ。
  • 空きがない場合、もしくは次の体験開始まで時間がある場合は予約を入れることができる。予約を入れた場合は列に並ぶ必要はなく、スケジュールカードに記入された集合時間までに戻ってくればよい。
  • お仕事を1つ予約すると、それが終わるまで他のお仕事を予約できない。定員に空きのあるお仕事は受けられるが、集合時間までに終わるものに限られる。
  • 予約時間は指定できない。直近の空きがある体験開始時間に予約される。

 以上のルールを、各パビリオンの受付の人が子どものスケジュールカードを見て適用する。

 したがって、親御さんが気にかかるのは「今待たずに入れるお仕事は何か」という情報となる。
 しかしそれは各パビリオンに行って、次の体験開始時間(正確には直近の空きがある体験開始時間)の示された札を確認しなければならない。
 そのため、頻繁に予定を確認できる大通りに面したパビリオンは予約が埋まりやすくなる……と思われる。園内はたいして広くないが、この仕様によって立地格差が生まれている。

 なんかちょっとした電子化でこの問題はすぐに解決しそうな気がするけれど、それをやってないということは、あえてアナログにしているのだろう。紙のカードに集約することにより、子どもが常に自分の状況を把握できるようになっているとか、そういう何らかの意図があるに違いない。
 それでも予約状況くらいはどっかで一覧できても……。



 これはアレだな、15分ごとぐらいに子どもが全パビリオンを回って、看板に書かれた体験開始時間を端末に入力して回る「データ入力者」というアルバイトアクティビティを開設すればちょうどいい塩梅になるのでは? 「半端な電子化をしたせいで逆に現場の仕事が増える」みたいなことは我々大人の世界でもよくある話だし。
 
■2019-06-15 : SQUARE'S PREVIEW
 聖剣伝説3のリメイク! そしてロマンシングサガ3のリマスター! それに加えてファイナルファンタジー7リメイク(Disc1)の発売日が来年3月に決定! そのニュースはあっという間にタイムラインを埋め尽くした。

 そしておっさんたちはみな一様に同じことを考えた。
 「FF7が発売されるなら、当然トバルNo.1をリメイクした上で体験版をつけるべきでは??」
 まったくその通りである。だがもしFF7体験版がついたトバルNo.1リメイクが存在するのなら、今年の10月にはそれは発売されていなければならない。
 俺は速やかに関連する情報を調べた。

  • 95年9月 聖剣伝説3発売
  • 95年11月 ロマンシングサガ3発売
  • 96年8月 トバルNo.1発売
     (ファイナルファンタジー7体験版)
  • 97年1月 ファイナルファンタジー7発売
  • 97年6月 ファイナルファンタジータクティクス発売
     (サガフロンティア体験版)
  • 97年7月 サガフロンティア発売
  • 98年7月 ブレイヴフェンサー武蔵伝発売
     (ファイナルファンタジー8・エアガイツ体験版)
  • 98年12月 エアガイツ発売
  • 99年2月 ファイナルファンタジー8発売
  • 99年4月 サガフロンティア2発売
     (レーシングラグーン・聖剣伝説レジェンドオブマナ体験版)
  • 99年6月 レーシングラグーン発売
  • 99年7月 聖剣伝説レジェンドオブマナ発売
     (クロノクロス・フロントミッション3・デュープリズム体験版)
  • 99年9月 フロントミッション3発売
  • 99年10月 デュープリズム発売
  • 99年11月 クロノクロス発売

 体験版に関係するソフトだけを抽出してもこのありさま。このころのスクウェアの多産ぶりには驚かされるばかりだ。

 ここで俺の悲願である「聖剣LoMのリメイク」をゴールに設定し、逆算していく。
 聖剣LoMをリメイクするためには、サガフロ2のリメイクが発売されなければならない。
 サガフロ2リメイクが発売されるためには当然、サガフロリメイクが出ている必要がある。
 そしてサガフロをリメイクするためには、FFタクティクスのリメイクにつく体験版がカギとなる。

 しかしここで問題が発生した。なんと今俺がいる世界線ではFFタクティクスのリメイク版が2007年に出てしまっているらしい。ここをなんとかしないと俺は聖剣LoMリメイク時空にたどり着けないってわけだ。

 というわけでこれを読んでいる時間遡行者にお願いがある。すぐに2007年以前に飛んで、獅子戦争の発売を食い止めるか、サガフロのリメイク体験版つきで発売するようにスクエニ上層部に働きかけて欲しい。聖剣LoMのリメイクが出れば自動的にクロノクロス・フロントミッション3・デュープリズムのリメイク体験版が収録されてくるので、君にとっても悪い取引ではないはずだ。君だけが頼りだ。頼んだぞ。
 
■2019-04-01 : みんなの笛
 最後にリコーダーを吹いたのはいつのことだっただろうか。
 

 現代日本に生まれ育った人で、リコーダーを吹いたことがないという人はまずいないだろう。古くから小学校の学習指導要領では、全ての子どもたちに等しく楽器演奏の経験を持たせるべく、器楽指導を導入している。

 第1学年及び第2学年で取り上げる身近な楽器は,様々な打楽器,オルガン,ハーモニカなどの中から学校や児童の実態を考慮して選択すること。
 第3学年及び第4学年で取り上げる旋律楽器は,既習の楽器を含めて,リコーダーや鍵盤楽器,和楽器などの中から児童や学校の実態を考慮して選択すること。

(小学校学習指導要領 第2章第6節 音楽)
 このようにリコーダーは名指しされている。もうひとつの代表楽器たる鍵盤ハーモニカが「オルガン・ハーモニカなど」と示されていることと比べると、これは破格の存在感ではないだろうか。

 考えてもみてほしい。義務教育は子どもたちがこれから生きていくために必要な能力を身につけ、資質を育てるためのものである。しかし我々は大人がリコーダーを演奏するところを見たことがない。栗コーダーカルテットのみなさんか、ジャガージュン市先生くらいしか吹いていないのではないか。そんなリコーダーがなぜ「たて笛」でなく名指しで学習指導要領に食い込んだのか。


 歴史をさかのぼろう。ヨーロッパでは古くからリコーダーのようなたて笛が使われていたが、それはまだフルートの一種と認識されており、リコーダーとは呼ばれていなかった。ヤマハ楽器の資料によると、このたて笛は15世紀後半から17世紀にかけて盛んに演奏され、18世紀半ばに「横向きのフルート」こと現在のフルートが隆盛すると表舞台から姿を消してしまったようだ。

 それから150年もの時が過ぎた19世紀末のイギリスで、古楽器の研究をしていた音楽教師アーノルド・ドルメッチが、このたて笛を現代に蘇らせた。理由はもちろん音を出すことの容易さに教育用としての価値を見いだしたからであり、このときまさにリコーダーは「Recorder」、記録するもの、旋律を生徒に覚えさせるものという名前で呼ばれるようになったのである。


 我々日本人はなぜかリポートとレポートを区別して使うので、リコーダーもレコーダーとしての意味合いを失って日本語に取り入れられた。そもそもが教育用の名前だったのだから、戦後まもないころから学習指導要領で名指しされているのも納得である。そう……オレは『納得』したいだけだ。真面目にググッて「名称の由来について確かなことはわかっていない」と知った風なことをいわれて納得いくか……? オレはぜーんぜん納得いかねえ……『納得』は全てに優先するぜッ! でないとオレは『前』へ進めねえッ! 『どこへ』も! 『未来』への道も! 探す事は出来ねえッ!! だから4月1日を利用してでっちあげた! MS社がエイプリルフールを禁止しようが関係ねえッ! これが俺の『納得』だァ―――ッ!
 
■2018-09-27 : 逆襲のインファント・フォーミュラ
 夏以降「液体ミルク」という不思議な言葉がニュースにのぼるようになった。これは粉末でない乳児用の調整乳を指す言葉だが、説明するまでもなくミルクは液体である。これは「魚類マグロ」と言っているようなもので何か無駄な迫力を感じる。

 だがここでうろたえてはいけない。我々は「肉眼」という言葉を使う。眼は広義の肉であり魚類マグロと大差ない。だがカメラや望遠鏡などの登場で、我々の眼は「肉眼」となった。こういった言葉をレトロニムという。


 「液体ミルク」も粉ミルクの存在により生まれたレトロニムなのだろうか? 俺は少し違うと思っている。携帯電話の普及で固定電話というレトロニムが生まれたが、液体ミルクはレトロではない。新たに登場した概念のほうである。

 そもそも我々が、乳児用調製粉乳のことを「粉ミルク」と称したのが大きな過ちだったのだ。
 粉末状のミルクには他にも脱脂粉乳やスキムミルクがある。彼らの存在を蔑ろにして、乳児用の粉乳のみに「粉ミルク」という呼称を与えたその軽率さと、海外に液状の乳児用ミルクがあり、その黒船がいつ我が国に来るかもわからないのに泰平の惰眠を貪っていた失策の代償として、我々は「液体ミルク」という謎の単語を使わなければならなくなったのだ。これは贖罪の言葉なのだ。


 しかし……贖罪というのなら、まず脱脂粉乳たちに納得のいく説明をするのが先だろう。まがりなりにも理由をつけ、筋を通さなければならない。

 かくなる上は、開き直って「粉ミルクの『コナ』はもはやその意味を失っていた」ということにするしかない。
 ほかに粉乳と呼ばれるものがあり、粉末とも限らないものを「粉ミルク」と称してしまったのだから、それ以外に解釈の道はあるまい。粉乳のうち、乳児用に調整されたものを我々は「KONAミルク」と呼んだのだ。
 これなら我々は脱脂粉乳やスキムミルクを蔑ろにしたわけではなく、かつ、海外に液状のものがあることも承知していたということにできる。コナミのキャラグッズを扱うお店が「こなみるく」という名前だったことを思い出したがそんなことはどうでもいい。

 欠点としては、我々が漢字の意味も知らない凡愚ということになってしまう点が挙げられるが、まあ言語にはそういう側面がありがちだ。「御」の字のことを忘れ「おみ足」とか言ってしまうのだ。だから仕方のないことなのだ。

 この主張に従えば、「液体ミルク」は「液体粉ミルク」と呼ぶのが筋であろう。我々は「コナ」の意味を熟慮しなかったのだから仕方がない。その罪を受け入れ、甘んじて罰を受けなければならない。「液体粉ミルク」と呼ぶことが真の贖罪である。


 おそらく、昆虫界におけるこのような贖罪のプロセスとして「トゲナシトゲトゲ」が生まれたのではないか。もし将来、この液体粉ミルクが保存性を高めるために粉末状に進化したとき……そこに乳製品界の「トゲアリトゲナシトゲトゲ」が誕生するのだ。
 人類は等しく愚かであり、神はそれをお許しになる。がんばってやっていきましょう。
 
■2018-04-23 : ブッダは箸を使わない
 葬式で、故人の枕元に山盛りの飯があり、それに故人の箸がぶっ刺さっているのを見て、俺は素直に「縁起がわりいな」と思った。
 いやいや葬式なので縁起が悪くていいんだよ! と思いなおしたが本当にそれでいいのか。斎場では縁起にマイナス1がかかるのか。たとえ葬儀でも縁起は良いに越したことはないのではないか。あらゆる困難が科学で解決するこの平成の終わり、俺は縁起という概念そのものに対しての疑問を呈していた。


 食事のときに茶碗の飯に箸を立てるのがマナー違反なのは、この葬式のスタイルを想起させて縁起が悪いからとされている。
 じゃあなんで葬式で箸を立てるのかというと、これは「あの世とこの世の架け橋」を示しているのだそうだ。ハシだけに。……ウソくせえ!!
 いやいや違う、これは「神事のときに場を清める榊」を示しているのである。……じゃあ榊を立てろ!!

 実はこれは、故人に飯をお供えするにあたって箸が必要だけど、なにしろ葬儀に至るまでいろんな人が枕元をバタバタするのでそのたびに箸がコロコロ転がってしまい、それをうっとおしく思った人が箸をぶっ刺したのが始まりなのではないか。
 そのときそいつが、あたかも宗教的な裏付けがあるかのような理屈をこねずに「このほうが合理的だから」で通していれば、我々は食事中に箸をぶっ刺すことに忌避感を持っていなかったかもしれない。なにしろブッダは箸を使わないのだから、葬式のときの箸のスタイルに注文を付けるはずがないのだ。


 「箸渡し」にも似たようなものを感じる。箸渡しがマナー違反とされるのは「箸と箸で食べ物を渡すのは、火葬の後で骨を拾う動作に似ているので縁起が悪い」という理由だが、これは火葬の骨拾いに箸を使う仏教サイドに問題があるのではないか。葬式より食事のほうが圧倒的に機会が多いのだから、葬式のほうが配慮するのが本来ではないのか。何度も言うがブッダは箸を使わない。
 その上で、それはそれとして箸渡しは気持ち悪いので素直に「てめえの唾液の付いた箸で食べ物をこっちに寄越すな」と言うべきなのだ。誰が言い出したか知らないが、こんな単純なことに仏教勢力の後ろ盾を使ったりしているから信長がキレて焼き討ちとかをすることになる。たぶんブッダも「目の前の食卓の問題くらい自分で何とかしてくれ」って言うと思う。ブッダのことよく知らないけど。
 
■2018-04-21 : クラーク博士と小野妹子
 歴史に詳しくない人でも、クラーク博士の名前は知っているだろう。
 札幌農学校で教鞭をとり、ボーイズにアンビシャスするよう求めた人である。その功績は疑いようもない。
 しかし……明治時代に日本人を導いたお雇い外国人は他にも大勢いる。きっとクラーク博士と同等の貢献をした人もたくさんいたはずだ。でもほとんど教科書には載っていない。載っていても覚えていない。辛うじて覚えていてもフェノロサなのかフェロノサなのかわからない。

 クラーク博士のもつこの圧倒的知名度は、「去り際にカッコイイことを言った」という一点で生まれたものではないだろうか。当然それを記憶したボーイズたちが立派に出世したという要素も必要ではあるが、名台詞には一気にキャラを立たせる力があるものだ。


 さて、同じように学校で学んだ日本史の記憶が流れ去っていっても、教科書に乗っていた小野妹子の名前を忘れる者はいないだろう。
 これも不思議な話で、教科書に載っている事実だけ見ると小野妹子は「聖徳太子の書いたヤベェ手紙を持って中国の激ヤバ暗君に凸したブッこみ鉄砲玉」であり、それなら聖徳太子(厩戸皇子)のほうだけ教科書に載せとけばよくね? みたいな感覚でいる。いやまあ命がけの偉業であることは疑わないけど、中大兄とか中臣鎌足とかと同じレベルで扱っていいのかどうか、これがわからない。

 そんな小野妹子が他の歴史人物に対して頭一つ抜き出ているのが「名前が可愛い」という点であり、小学6年生に対する引っ掛かりのよさゆえに、今でも彼は教科書に載り続けているのではないだろうか。そんなわけあるか。やっぱほんとは美少女だったからに決まってる。美少女だったなら仕方ない。
 
■2018-04-11 : 人の情弱を笑うな
 クルマのメンテナンスはほぼ全て、買ったディーラーに任せている。
 とはいえバッテリー交換は近くのガソリンスタンドでやったし、ワイパーの交換は個人でやった。ディーラーに任せるより割安だからだ。
 だから、何もかもディーラーまかせにしていると、そのうち「タイヤ交換ごときでディーラーを使うのは情弱の極みwwwネットで買って持ち込み修理がコスパ最強じゃんwww」みたいな煽られかたをするのは避けられない。情報弱者はカネを余計に取られるというのが経済の宿命だからだ。

 だがほっといてくれと言いたい。
 情報弱者はカネを余計に取られるが、それは何も無駄ではないし愚かでもない。俺はそもそも「情報を集めて精査し、自己決定する」という決断コストを省略するために! あえて! 情弱をやっているのだ!
 ワイパーはともかくタイヤは安全性に直結する。それを自力で選び、業者を決定するのにどれだけの決断力を消費することか。そう、決断力は固定パラメータではなく消費するポイントなのである。ここを勘違いしてはいけない。

 男の仕事の8割は決断だとおやっさんも言っていた。そんな大切な、限られた決断コストを、たいして興味もない、そのくせ絶対必要なものに持っていかれるのは馬鹿げている。アップルコンピューターの黒シャツ男を見ろ。常に黒シャツ&ジーンズでいることで服装の決断コストを無くし、死ぬまでに世界的プロダクトをいくつも作った。
 決断力を無駄に消費したおまえは、他の大切な決断を先延ばしにして、Youtubeなどをザッピングして無為に日々を過ごし……そして何も生み出さずに一生を終える……The end of life……。決断力をカネで節約できるならばするべきなのだ。コスパとか言い出すやつはたいていこの決断コストを考慮していない。


 そして最近、この「たいして興味もない、そのくせ絶対必要なもの」の中に「通信料」が入ってきた。
 昔の俺は違った。あらゆる手を使い一月のスマッホ代金を2000円台に抑えることに夢中だった。ガラケー時代よりも安く仕上がった明細を見て、笑みのこぼれる口元を「うそっ……私の通信料、安すぎ……!?」と片手で隠し愉悦に浸っていた。

 だがいつからかその情熱は冷めきってしまった。簡単に言うと失望したのだ。スマッホの月額は高くなる一方で、MVNOとかいうよくわからん連中が春先のタケノコのように生え、格安SIMカードとかいうよくわからんものをバラまいた。インターネットは「徹底比較!」「今いちばんお得なのはこれだ!」と情報の渦となり、その洪水で俺の興味はきれいさっぱり押し流されたのだ。

 確かにこいつらのうちどれかを使えば、今よりもいくらか通信料は安くなるのだろう。だが仮にいま意思決定したとして、1年後は? 5年後は? その都度「いちばんお得なもの」の情報を収集しつづけるのか? たいして興味もないものに?
 だれか信頼できる人の判断に乗るのもいいだろう。しかしそのおすすめが、自分に十分に適用されるかを判断できるのは自分しかいない。
 そうして決断力を摩耗させたおまえは、他の大切な決断を先延ばしにして、ツイッタアーなどをして無為に日々を過ごし……決断力1500の決断民族サイヤ人に「決断力たったの5か……ゴミめ……」と言われ恐慌状態に陥り発砲し……そして……死ぬ。決断力1500ともなると決断的カラテで銃弾を跳ね返すことくらい造作もないのだ。


 だから他人の情弱ぶりを笑ってはいけない。情報弱者から多くカネを巻き上げるシステムは一見邪悪だが、これを完全に排除すると「民事で弁護士頼むやつは情弱www本人訴訟がコスパ最強www」とか煽られて六法全書を買うはめになる。
 
 そのうち、全知全能のAI様が我々の決断コストを肩代わりしてくれる日が来るだろう。エストニアでは無敵のマイナンバー制度によって税理士・会計士の仕事が虫の息だという。これが進めば情報弱者からカネを得るシステムなど容易く排除されるに違いない。なので俺もお前も情強になる必要はない。胸を張って生きてゆけばよい。
 
■2018-04-01 : インバネスコートと日英関係
 インバネスコートといえば何を思い浮かべるだろうか。やはりシャーロック・ホームズの印象が強いだろうか。和装と合わせて明治の書生さんをイメージする人もいるかもしれない。いずれにせよ現代ではコスプレ感漂うコートである。
 さてこのインバネスコート、主にスコットランドで使われていた外套なのだが、もともとスコットランドではただのマントと呼ばれていた。このような名前になった背景には、実は明治初期のイギリスと日本の意外な繋がりが隠されている。


 当時の日本は殖産工業のスローガンのもと盛んに列強の文化や技術を取り入れていた。特に土木・治水の分野においてはそれが顕著で、海外の技術者を呼んでは「こんなん川やない!滝や!」とキレられたとか、そういう話に事欠かない。(諸説あり。農水省資料参照。)

 そして明治政府は、東京の上下水道の整備のため、イギリスからウィリアム・K・バートンという技術者を招聘した。バートンはスコットランドの出身で、ハイランド地方にあるネス湖およびネス川の流域で水道技師をしていた手腕を買われたのである。このバートンが愛用していたのがまさにこのインバネスコートであった。

 余談になるが、バートンとシャーロック・ホームズの生みの親であるコナン・ドイルは幼少期からの知り合いであり、その親交はバートンが訪日してからも続いたらしい。ホームズがインバネスコートを着ているのはこの友人のイメージがあったからという説もある。

 バートンは水道工事計画の一環で、水源である千葉県の印旛沼の開拓にあたった。このとき比較調査のため、故郷のネス湖と印旛沼を何度か往復することとなった。当時は飛行機がないのでたいへんな時間がかかったと思われる。
 調査に同行した弟子たちはいつしか、この往復のことをインバ・ネスと呼ぶようになり、これがインバネスコート(Inbhir-Nis Cort)の語源となったのである。まあ明治期の東京っ子はただ「印旛」とだけ呼んでいたようだが。


 以上がインバネスコートの語源にまつわる日本とイギリスの驚くべき関係を俺がエイプリルフール向けに捏造したデマである。しかし今年については8割がた事実を述べており、強引なこじつけのためにウソを盛らなければもう1割くらい真実をかさ増しすることができた。こういうデマを破る場合、たとえば「バートンが印旛沼に行った事実はない」というのを検証するのは、悪魔の証明めいて大変な手間がかかる。しかしひとまず結論がでたらめであればそれはただのでたらめに過ぎない。インターネットに生きる我々はそれを肝に命じて生きていきましょう。
 
■2017-09-05 : マルチ農法
 畑にかぶせるマルチというビニールがある。
 畝を黒いビニールで覆っている畑を見たことがあるだろうか。あれがマルチだ。主に地温を調節したり水分を保持したりする目的で使われる。

 しかしこのマルチとかいう奴、名前が気になる。
 いったいマルチな何なのか。マルチシートという名前で売られていることもあるので、これはなんか「スーパー」とか「定期」とか「ケータイ」と同じで肝心の「それが何なのか」の部分を略しちゃったやつのにおいがする。
 しかも言うほどマルチな活躍をしていないのでは? 確かに複数の目的で使われるが、別に万能というわけでもなく、使用方法も「畝を覆う」のみじゃねーの。これが「災害時には寝袋の保温目的でも使えます!」とかだったらマルチを名乗ってもいいのかもしれないけどさ。

 ……と、ひとしきり不満をぶち撒けていたが、どうやら畑の畝を何かで覆うことを「マルチング(Mulching) 」というらしくMultiは何一つ関係なかった。すまない完全に言いがかりだった。浅学菲才を心より恥じる。
 
■2017-05-01 : セーブもしますか?
 あまりにもアウトドア適性が無さすぎて、ワイフに「テント買った」と言われて「セーブポイントもないのに!?」としか返せなかった。


 そのあと当然「コテージは!?」って聞いたわけだけど、テントの上位種がコテージって、初代ファイナルファンタジーのスタッフは何の薬物をキメてたんだろうか。気になったので調べてみたら、TRPG『ダンジョンズ&ドラゴンズ』に魔法のコテージが登場していたのがそもそもの元ネタという情報を得た。それで最近のFFでは登場していないのか。FF15で高速で丸太を組み上げて荒野にコテージを建てるイケメンたちを見てみたかった。

 しかしいろいろ調べてみると、ねぶくろもテントも登場していないのにコテージだけ堂々と存在するSaGa2の異常さがあらためて理解できよう。文脈なしでこういうものをブチこんでくるのがSaGaの魅力なのだ。
 当時コテージというものを知らない俺に「コテージは もっていったほうがいい やどやと おなじこうかだよ」と親切丁寧に謎の知識を吹き込んでくれたSaGa2の功績は忘れない。


 あ、買った小型テントについては今後、娘氏の運動会などのイベントに持ち出される予定であり、セーブやHP回復の用途には使われないようです。
 
■2017-04-27 : 誰かプリザーブドフラワーを和訳してくれ
 そりゃあ誰だって最初に「プリザーブドフラワー」の名前を見たときは「ブリザードフラワー」だと思うわ。


 我々日本人はこのような複雑な横文字を正確に写し取る能力に欠けている。そのうえ、我々の語彙の中にはもともと「フリーズドライ」という冷凍乾燥技術の名前が強力にインプットされており、なんかブリザード的な技で生花を乾燥させるんでしょ? みたいな説得力がある。エターナルフォースブリザードフラワー。相手は死ぬ。さらに言えば「ファイアフラワー」というアイテムが世界的ゲームに存在しているのも要因のひとつと言っていいだろう。これについては気の利いた和訳を用意できなかった花卉業界の敗北だと思う。

 なので別に嘲笑する意図はないことを最初に述べておく。「プリザーブドフラワー」のこと「ブリザードフラワー」って言う人を笑うと、「テレポーテーション」のことを「テレポーション」って言ってた牡羊座のムウを敵に回すことになるので命が危ない。

 そういうことなのでリンクは張らないが、Twitterのタイムラインを見ていたら「ブリザードフラワー」という表記が3回も出てくる会話文がリツイートされてきたのを見た。3回も出てくるのでタイプミスや予測変換の暴発ではなかろう。二人の会話なので、表記ベースでなく音声ベースでブリザードしていることになる。
 当該ツイートは3000回近くリツイートされており、これは間違いなく誤りを指摘するクソリプが付いているはず、と思ってリプライ欄を見たが何もなく勝手に不安になった。

 まさか……プリザーブドフラワーのことブリザードフラワーって言うのは……ネタとしてじゃなくて普通にもう許容の域に入っているのでは?
 Googleで検索しても「もしかして:」すら出ないで自然にプリザーブドフラワーの情報が出てくる。なぜか変換できない「ふいんき」がいつしか変換できてしまうようになったように、花卉業界の失策がそのまま日本語に刻まれてしまったのか?


 まて……落ち着け……当該ツイートは「跡部景吾」のプリザーブドフラワーについての会話だった……。
 跡部様といえば氷の世界……「俺たちはブリザード」という歌もある……まさか 跡部様クラスタではブリザードフラワーという愛称で通っているのでは……そうだ……そうに決まっている……!

 ……と自分の中で決着を見たブリザード問題だったが、後日、該当ツイートの主のホームを見たら普通に指摘が入ったらしく訂正していた。チクショー! せっかく決着してたのによォ~~!


 ところでブリザードという極地限定の気象現象を一般の語彙にねじ込んだのは、やっぱり松任谷由実なんですかね。それともファイナルファンタジー?
 
■2016-12-20 : 逃げ恥:世界トーナメント編
「読んでないけど『逃げ恥』の原作はいいタイミングで畳んだみたいだよね」

「ドラマ完走して全巻買おうって人にはうってつけかも」

「ダラダラ続いて『世界契約結婚トーナメント編から先はクソ』とか言われても嫌だしね」

「世界トーナメント……」

「事実婚の世界最先端!フランスからピエール夫妻の登場だッ!!とか」

「前回チャンピオンだ」

「ピエール夫妻を一撃で……あのブラジル人夫婦何者だ!?とか」

「ライバルポジの人だ」

「そして一夫多妻制で14人の契約結婚相手を伴うアブドーラ氏が登場」

「ラスボスが石油王……」

「何もかも少年漫画の文脈で考えるくせをやめたい」

「そこまでいくと逆に読みたい」