Oneside Flat Web

◆ワンサイドフラットウェブ◆

~  ふなっしーのルフラン  ~

■2021-07-28 : ファンファーレと、深い悲しみ
 オリンピック開会式の入場行進曲に、ファイナルファンタジーの「勝利のファンファーレ」が使われたのを聴いた俺は、天皇陛下を含む世界中の数億人の人々が同時にこれを聴いているという冗談みたいな現実に打ちのめされ前後不覚に陥った。
 その後も次々と襲い掛かる名曲の数々になすすべもなく泣いたあと、ふと冷静になり、そして大変な思い違いをしていることに気付いた。
 勝利のファンファーレ……? あれは勝利のファンファーレ……だったか?


 俺はFF15をプレイしたときのことを思い出した。FF15はシームレスに戦闘が始まって終わるので、戦闘時に「勝利のファンファーレ」などといったものはない。このファンファーレは宿泊施設に泊まって経験値を清算するときに使われていた。つまり実質的に「レベルアップのファンファーレ」であった。
 次にFF14の記憶を掘り起こした。ボスなどイベント戦闘が終わったときにこのファンファーレが使われるシーンはあったが、大部分の戦闘はシームレスなのでファンファーレは無い。むしろレベルアップのときにめちゃめちゃ派手なアレンジのこのファンファーレが鳴っていた。

 嫌な予感がし、背筋に冷たいものを感じた。
 YouTubeをザッピングし、FF13の戦闘を見る。戦闘終了画面はあるがファンファーレは鳴っていない。
 次にFF12。戦闘がシームレスなので鳴らない。FF11も同様であった。
 念のためFF用語辞典の【ファンファーレ】の項目に目を通したところで、嫌な予感が現実となり俺を襲った。

 つまり……あの音楽が「勝利のファンファーレ」として使われていたナンバリングは10までで、俺たちはもう20年もありもしない勝利のファンファーレを聴いていたのだ。11以降にFFを始めた人にとっては、アレは「レベルアップの効果音」ないしは「イベント戦やミニゲームの終了の音楽」なのである。なんたる受け入れがたいジェネレーションギャップであろうか。


 戦闘がシームレスになれば勝利のファンファーレは不要である。しかしFF15では、戦闘終了後に稀にプロンプト君がこのファンファーレを口ずさむことがあった。FF7リメイクではバレットが同じことをするらしい。もう若い子は誰もあれを「勝利のファンファーレ」だと思っていないのに。
 今やあれを「勝利のファンファーレ」だと思っているのはプロンプト君のようなゲームオタクと、バレットのようなオッサンだけなのだ……スクエニ自らが公式にそういうメッセージを出していたのだ……。
 ……アレッ? つまりゲームオタクのオッサンである俺はあれを「勝利のファンファーレ」だと思い続けていて良いってコト? なーんだ良かった~~!!
 
■2021-07-26 : 向暑の娘氏語録
 GW~夏休みまでのようす。
  • 娘氏「しょうがっこうになって、いつのまにか無数の切り傷がある」
    ぼく「パパもある。たぶんそれはプリントの端にやられている。」
  • 娘氏、たまに公園で別の小学校に行った幼稚園時代の同窓生と会うんだけど、必ず「1年何組になった?」「2組!」「ぼく1組」「わたし3組」「バラバラだー!」みたいなやり取りをしており、意味はあるのか?
  • 「ゴールデンウィークっていいなあ……習い事もなにもなくて……」
    小一娘氏、初めて連休のありがたみを知る。
  • お風呂で人生を悲観する娘氏「しわがある……もうとしよりってことかなあ」
  • 休日早朝の娘氏「さあさあみなさん着替えましょ。着替えは人生にいちばんだいじなものですから。」
  • 入浴に向かう母を制止する娘氏「光のようなスピードで出て。」
  • 娘氏「義足は足がぶっこわれたときに使う?」
    ぼく「確かにそうだが」
  • 娘氏「かんぴょうはおそらく梨の皮をむいて漬けたものだと思う。」
    ぼく「えっそうなの?」
    娘氏「だってテレビで見たから。」
    ぼく「そうか~」
  • ぼく「アイチャンはどんな国を冒険したい?」
    娘氏「あんぜるちん。」
    ぼく「どんな国?」
    娘氏「パリ……じゃなかった、チリのとなりにある。」
    ぼく「合ってるな……」
  • 学校の様子を語る娘氏「今日は先生がおもしろいことを言ったけど、子どもにとっておもしろいことだから大人にとってはおもしろくない。」
  • 下校の様子を語る娘氏「今日5・6年生がよくないことをしていた。5・6年生なんだから知性をもってほしい。」
  • 給食の様子を語る娘氏「冷凍みかんを3つ口に入れたら、冷たすぎておもわずジャンプしてしまった。」
  • 娘氏「図書館でやさしさとおもいやりのほん読んでるよ。」
    ぼく「どんな本?」
    娘氏「えっと、ティラノサウルスシリーズ。」
    ぼく「めちゃめちゃ暴君じゃん……」
  • 調べたら『おまえうまそうだな』に連なる絵本が「ティラノサウルスシリーズ」になってんのね。
  • ぼく「見て、キリンがさかんに木の幹をぺろぺろしている」
    娘氏「アイチャンもぺろぺろするよ、調味料」
    ぼく「絶対にやめてくれ」
  • ドラクエに慣れてきた娘氏は「ザオラルは使うだけむだだから、女神像で生き返らせてもらう。」と確率を信じない構え。道端に立ってる像に祈るだけで死人が蘇る世界、すごいな……。
  • パパのやってる聖剣伝説LoMのサボテン君日記を正確に音読する娘氏。
  • 宿題プリントの採点をしていると「おかあさんの新しい赤ペン使う?」と勧めてくる娘氏。「いつものでいい」と断るも「書き心地いいよ~糖質ゼロだよ~」と食い下がってくる。
  • 扇風機の前で「あ~~ワレワレは~~社会人ダ~~」ってする娘氏。
  • 娘氏「♪ピンポンパンポーン↑」
    娘氏「アイチャンのたまたまやっちゃった放送です」
    ぼく「!?」
    娘氏「たいいくのまえに外をみたらいい天気だったのでおもわず『にじ』を歌っちゃいました」
    娘氏「♪ピンポンパンポーン↓」
    ぼく「お、おう」
  • お風呂の熱い湯に体がなれることを「おゆなれする」と表現する娘氏。
  • 成長痛に苦しむ娘氏「成長するとは思えないくらい痛い」
  • 娘氏「4たす2は……ほわほわほわほわーん(斜め上を見る)……4たす2は6。」
    ぼく「効果音は要らないよ。」
  • ぼく「アイチャンお風呂入るぞ」
    娘氏「まって軽食を摂ってからにする。」
    ぼく「この状況(半裸)で……軽食を?」
モルカー
 これはくら寿司で入手したポテトチャンと、娘氏が描いた謎の地図です。
 
■2021-07-22 : 平和主義者の聖剣マナ
 『聖剣伝説 Legend of Mana』のリマスターを黙々とプレイしていました。

 俺はかつて原作をレベル1でクリアーしており、その記録が弊サイト内に残っています。時期については正確なことがわかりませんが、最終更新日が2002年だったのでそのくらいのことだと思います。
 あれからインターネットは広くなり、ノーフューチャーモードをレベル1でクリアするほどの猛者もいると聞きました。RTAを走る人もいます。もはや多くの人にとって「やりこみ」は、自分でやらずとも、自分より極まった世界のだれかがやってくれるものとなりました。

 そういう時代に2002年の気概を刻み込むべく、俺はリマスター版でもなにかしらの縛りを入れてプレイし、その悪戦苦闘のようすを記録しておこうと思ったのです。
 そういうわけでリマスター版の新機能「エンカウントOFF」を利用したプレイ記録です。
聖剣伝説LoM 最少戦闘回数クリアー日記
http://one.cside.to/flat/docs/mana_re.html
 ……と思ったんですが想定より悪戦苦闘しませんでしたね。るったらー。
 
■2021-07-03 : 懐かしき歌
 『聖剣伝説 Legend of Mana』のリマスターを受け、俺はただちにファ・ディールへ向かい、やがてビクトリーしましたが、お前たちはまだビクトリーしていないのか?
 そういうことをこれから書いていきます。

 本作ではなんかアニメ画風のオープニングというかトレイラーが追加されており、なぜ画風が異なるのか訝しんでいたところ、どうやら「アニメ化の企画が先に動いており、そこからリマスターへ進展した」というドすげえ動きがあるらしく驚きました。企画者すごすぎない? 「キミのイメージが力になる。キミの言葉が世界になる。信じるだけでいい。」って詩人のポキールが言ってたけど本当だったんだぁ……。

#NintendoSwitch
 描き直された背景とドット絵のキャラクターの組み合わせは最初こそ違和感がありますが、聖剣LoMのドット絵がちくちく動くさまはもはや文化財ですので、ここを変更しないという判断は間違っていないでしょう。


 さて、以前サガフロのリマスターをプレイしたとき、俺はお前たちに「サガフロリマスター? 普通のリマでしょ……」という堕落した姿勢をやめろと忠告しました。
 その上で今回の聖剣LoMですが、おおっぴらにいうと普通のリマです。いや最初のポストを置いた段階でもう涙でベッチョベチョになってる男が言っても説得力がありませんが、これは俺が異常なだけで、リマスター自体は普通です。
 具体的に申し上げると、
  • サガフロのような追加シナリオはない。サガフロの場合は追加というより復刻の意味合いが強いのでちょっと事情は違うが。ただ、レーシングラグーンがリマスターされたあとアプデで追加されると信じていた「ポルポタ最速伝説」が普通に実装されており笑った。
  • 「イベント発生の条件を満たしたランドにアイコンが出る」とか「楽器作成のときに事前にどんな魔法が宿るか表示する」みたいな、遊びやすくするような追加要素はない。「ダナエを探してくれ」と言われただけでノーヒントなのに無意識にキルマ湖に向かえる強者には関係ないが。
  • アクションなので仕方ないが、ゲームをテンポアップさせるような追加要素は「エンカウントON・OFF」しかない。「どこでもセーブ」はあるものの、ソフトリセットが実装されていないので、特定のバトルをリセマラするような狂人(くるんちゅ)には大したメリットはない。
  • 「リング・りんぐ・ランド」のセーブデータをコピーすることで希少な素材を無限入手するインチキ技は、ポケステが内蔵されたため当然不可能になった。これについては無限ジャンクなどのバグを再現実装したサガフロリマスターチームがどうかしている。
  • ペットのエサで性格が「冷静」「優柔不断」にならないという不具合がそのまま生きている、というか、図鑑にそもそもその2つの性格が載っていない。
  • 他のメモリーカードの主人公を召喚する仕様が再現されているが、Switchでは別アカウントのセーブデータは参照できないので、使いどころはほぼない。
 ……というような点から「普通のリマスター」と申し上げるわけです。サガフロが異常だった。

 しかし、だからといって、このリマスターの価値がいささかも損なわれることはないということを強調しておきます。
 なぜならばサガフロリマスターが行わなかった「音楽のリマスター」が完璧になされており、背景美術の描き直しと合わせて5000兆点をたたき出しているからで、加点方式で評価すれば神ゲーであることが間違いないからです。エンタメに対して減点方式で評価する姿勢をやめろ。人の愚かさばかり見る、君の生き様に光明はあったかい?

 なので原作のサントラを持っている人はリマスター版のサントラを買いましょう。特に良く聴く「心のある場所」「ホームタウンドミナ」「旅人たちの道」「彩りの大地」「海へ」「風歌う、その旅路」あたりはまっすぐな原曲拡張で素晴らしい。「Pain the Universe」はもっとドラムをバキバキにしてても誰も文句言わないと思うヨ!

 とりあえずほとんどのイベントをそこそこに、俺はちゃちゃっとマナの聖域を出してビクトリーしました。そしてエンディングの「Nostalgic Song」→「Song of MANA」を聴きながら、これがアニメの最終回エピローグで流れることを想像してあらかじめ泣いています。虚無から涙を生み出すな。涙を流せない珠魅の気持ちを考えたことがあるのか?
 
■2021-06-28 : 20周年
 サイト開設20周年だー!
 ……2週間前にな!!

 なんと20周年という盛大に祝うべき区切りを完全に忘れてしまっていた。仕方ないだろ資格試験の勉強してたんだから。慣れないことしてたもんでここで何かしようって発想がなかったんだよ。

 とはいえ今月中に何か書いておかないと、来年うっかりこのことを忘れて20周年を祝ってしまいそうな気がする。書いておかないと忘れてしまうのだ。
 「書いておかないと忘れる」……これは試験勉強を久しぶりにやって痛感したことで、やはり画面上の情報を見て回るだけでは記憶はすぐに揮発してしまう。勉強をするなら何かしらの形で自らアウトプットをしておかないといけない。
 なのでこういうアウトプットの場を持っておくことはとても大事なことで、だから俺はほぼ自分のための記録を20年も続けているのだ。

 「書かなければ覚えない」という話をしたばかりの今のうちに告白しておくと、俺は自分の現在の年齢をこのサイトを使って調べたことが一度や二度ではない。書いても忘れる。みんなweb上に外部記憶装置を持つべきだと思う。クラウド記憶で君もデジタルトランスフォーメーションせよ。
 
■2021-06-22 : そうだ、資格を取ろう
 業務上の秘密に抵触する可能性があるのでぼかしておくが、まれに発生するあるタイプの仕事に対して有効であるということで、資格試験というやつに挑むことになった。


 突然だがファミコン版ファイナルファンタジー3のあかまどうしの話をしたい。
 赤魔道士という職業は、剣も持ててレベル3までの白魔法・黒魔法を使える万能戦士で、最序盤では無類の便利さを誇る。しかし浮遊大陸から旅立つころにはそれぞれのスペシャリストに押され、とっととほかの職に転じて二度と顧みられることはない。

 小学生だった俺はこの事例から「器用貧乏」という言葉を理解した。しかし今ならそれが浅はかだったとわかる。確かに赤魔道士は光の戦士としては半端だが、実際に光の戦士として戦うのは世界でたったの4人であり、その外には無数の一般人の暮らしがあるのだ。

 あの世界の赤魔道士というのは、魔法の研究職である黒魔道士と、治癒・浄化の実務を行う白魔道士という2つの集団をコーディネートする職業なのではないだろうか。
 大きな国家がこの2つの集団を大規模に運用するようなプロジェクトが立ち上がったとき、企画・折衝・提案を行うために、両方の魔道士のことをよく知る職業が必要になったのではないか。
 そして、そういう職業は我々の世界にも多々あるのではないだろうか。レベル8の技能を使いこなすスペシャリストになれずとも、レベル3までの複数の技能を同時に活用できればそれはオンリーワンの技能となり得るのである。


 今回俺が受験した資格試験はまさにそういう類いのもので、レベル3までの白魔法と黒魔法が両方要求される。白魔法は業務で、黒魔法は趣味である程度カバーできていたので挑戦することになった。
 とはいえ、業務上ケアルの原理は知っていても唱えたことはないし、ブライナとか存在すら知らなかった魔法も多々ある。
 同様に、趣味で黒魔法を唱えまくっているとはいえ、どういう原理でサンダーが実装されているのかとかは全く知らなかったので、だいぶ勉強をすることになった。

 いま「勉強をすることになった」と言ったがまったくこれも難儀した。社会人になってからというもの勉強というものを怠っていたと言わざるを得ない。強いて勉めると書いて勉強……何か物悲しいわね……。
 マイナーな資格のため、講座や参考書などというものはなく、過去問をひたすら掘るしか方法がない。目についた専門用語を片っ端から調べてノートにまとめつつ、「自力で新しい分野の勉強をする方法」を身につけさせるのが高等教育の力なのだなと実感するなどした。


 決して合格率の高くない試験なので、果たして俺の実力が合格点に達したかはわからない。だがやれるだけのことはやった。検定結果が送られてきてもここでは触れないので、あとはそうっとしておいて欲しい。